いっしょと思って

「え？ペンちゃんといっしょに・・・」

お片づけしとるのかと思ってたよ。

お買い物にいっしょに行ってたんやし・・・




・・・あ・・・

まさか・・・

まさか・・・

行方は

・・・・・

え？








・・・・・・・

どこに

行ったん？・・・

どうしたの？

ちゃんと・・・二人分・・・・

・・・あ。








「ん〜？どうかした？ペンちゃん。」








・・・・・・・・・

「・・・・ちっこい雪だるまさんは？・・・・・」

ちゃんと二人分

お茶も・・・
プリンもメロンパンも〜
かわいくならんどるどす〜〜。




きゃ！
お母ちゃん、今日もちゃんと
ペンちゃんの分とちっこい雪だるまさんの分の両方を
テーブルにご用意してくれとる〜〜♪
ふふふ・・・

疲れで痩せてたら・・・

「さあさあ。お茶もはいりましたわ〜〜。」

お母ちゃんもあとでちょこっといただきますけど〜〜
おぼっちゃんはお先にお席のほうへどうぞ〜〜。

お買い物疲れで痩せてしまっとったら
たいへんですよってに、ね〜〜。ほほほ。





「きゃ！ステキなティーカップ♪」

ちっとも片付かず

ちょこちょこお部屋とお部屋を行ったり来たり、
せっせとお楽しく振り分け作業をしとったのどすが〜〜

あまりの買い物の多さにまだまだお片付けが終了しないまま
おやつ休憩のお時間を迎えたりして・・・

「ペンちゃ〜〜ん。先ほど買ったプリンやメロンパンなんぞで
ご休憩お茶タイムはいかが〜〜？？」

「んまあ！いただくくわ！」
ちょうど過酷な労働で
おヒナ体力が消耗しかかっとったところなんよね〜〜♪

あっちこっちへ振り分けて

その後もペンちゃんはご機嫌さんで
お買い物の戦利品をあっちこっちのお部屋にふりわけまくっていったりして。

「う〜〜ん。スーパーにはちっこいおサイフの専門店はなかったのが
残念よね〜〜。でも、まあ、ちょこっとだけ売ってたし〜〜。
ふふふ。これなんか〜〜結構かわいかったしね〜〜。」
おばちゃんのおサイフも多かったけど〜〜。
くくく・・・

これはおしゃれ部屋のほうにもっていこうかな〜？
ふふふ。
あ、これもおしゃれ部屋行きかな。ふふふ。


・・・・ごちゃごちゃ言いながら楽しんで振り分けとるので・・・
おヒナの作業はあまりお早く進まないのであった〜〜。

無事に帰ってこれて

「う〜〜ん。この布も〜〜かわいいどす〜〜。」
買ってもらえてよかった〜〜。
う〜〜ん。きれい〜〜。気に入っちゃったんよね〜〜。
ふふ。ふふふふふ・・・






「ほほほ。気に入ってよかったねえ。ペンちゃんに似合っているわねえ！
おフトンカバーやクッションカバーにしようね。ほほほ。」

「うん。残ったらちっこい手提げかばんも作ってね！」

お母ちゃんはペンちゃんの嬉しそうなお顔を見ながら
今日も『さらわれの危険』を逃れて
無事にこうしてお家に帰ってこれたことに
安心と喜びをひしひしと感じまくっているのであった〜。

・・・今日もかわいい息子とこうしていられて本当に幸せ・・・

充実のお部屋

か弱いおヒナの身では
重いお荷物などのお運びは厳禁どすが・・・

お買い物のお品をあっちこっちのお部屋に運び入れるお手伝いは
かなり楽しかったりして・・・

「う〜〜ん。おやつのストック部屋が〜また充実してきたどす〜〜。」
ふふ。ふふふふ・・・
今日買ってもらったココアの缶カンはかわいかったから〜
棚の目立つところに並べてもらうどす〜♪

便利なお届けサービスなので〜

「はいはい、ペンちゃん、やっとこれで今日のお買い物商品、
ぜ〜んぶそろいましたよ〜〜。すごく早く届いたねえ！便利ねえ〜。」

「きゃ！きゃ！そうよねえ！」
こんなに便利なら〜〜今度行ったとき、もっといっぱい買っても
すぐにお届けしてもらえるよねえ、お母ちゃん！

「・・・ほほほほ・・・」

・・・今度はもっといっぱい・・・
なんとな〜く次回のお買い物時の我が息子のはりきりぶりまで
すでに想像ができてしまう母なのであった〜〜。

さっそくピンポ〜ン

さっそくええ香りのリンゴやバナナなんぞの
くだものを広げとるときに・・・

『ピンポ〜〜ン』

「んあ！来たっ！」

実は・・・
本日のお買い物で持ちきれなかったお品の数々は
スーパーの当日お届けサービスまで使っちゃってたのどした〜〜。

「お母ちゃん！きっと宅配のお方よねえ！」

「ほほほ。そうねえ。お早かったわねえ。」

目覚めてスタスタ

タクシーの中ですやすやしとったペンちゃんは
お家に着くと張り切ってスタスタと
スーパーで買ってもらった品々のお運びをお手伝いしたりして〜〜。

「あら〜〜ペンちゃん歩くのがお早いのね〜〜。
おねんねして元気になったのかな〜？ほほほほ」

「え？ペンちゃんはおねんねしとらんよ。
ず〜〜っと起きとったんよね。ふふふ。」
早く買ってきたもの、お部屋でひろげないと、ねえ〜〜♪

近くで申し訳ない

「近くですのに〜〜申し訳ないですわ〜〜。」

「いえいえ。お荷物いっぱいで〜たくさんお買い物されたんですなあ。
かわいらしい息子さん、よう寝たはりますなあ。」

「ほほほ。まだ生後10日ですのに〜お買い物好きな子なんですのよ〜。」

とか何とか・・・

お母ちゃんとタクシーの運転手さんがお話しとる間
ペンちゃんはお母ちゃんのおひざの上で快適にすやすやしとったのでした〜〜。

無防備すぎるので

案の定ペンちゃんがおねむちゃん状態に陥ったところで
やっとのことでスーパーから脱出できたのどすが・・・

「うう・・・もう・・・両手がいっぱいすぎて・・・」
こんな無防備な時に誰ぞにペンちゃんをスルっと背中からさらっていかれたら・・・
ひとたまりもないわ・・・
アカン・・タクシーで帰りましょう・・・

荷物の重さでお手手をわなわなと震わせながらも
タクシーのりばでブツブツ独り言をつぶやく母なのであった〜。

お手手がいっぱいで

お買い物をさんざん楽しんで
そろそろお帰りかという感じになってきたころには

すっかりお母ちゃんの両手はお荷物でいっぱいで
ペンちゃんはうしろ向きおんぶをしてもらうようになってたりして。

「ペンちゃん、疲れてきてそろそろおねむちゃんなんとちがう？」
おねんねしてええわよ〜。

「うん。うん。でもペンちゃんはおねむちゃんとちがうからね〜〜。」

「ほほほ。あら、そう。ほほほ。」

焼きたての香りに

プリンなんぞのデザート売り場のおちかくの
焼きたてパンのテナントからは

案の定ペンちゃんを引き付ける
ええ香りが漂ってきたりして・・・

「ペンちゃん、気を付けてね！パンを落とさんようにね。」

「ふふふ。ペンちゃんはお運びするの、お上手なんよね。」

ちょこんとトレイにお手手を添えて
お母ちゃんとレジに向かうペンちゃんなのであった〜。

見たことないデザインの・・・

晩ごはんのおかずになりそうな
食材も選びまくったのどすが〜〜

やはりけしてはずせないデザートもの売り場へ。

「う〜〜ん。ここのスーパーはご近所のスーパーとは
またちがう会社のプリンがあるんよね〜。」

う〜ん。これも〜〜ペンちゃんが見たことないデザインどす〜。
あ、こっちも、ね〜〜。
う〜ん。ふんふん・・・これも、ねえ・・・

うなったりうなづいたりしながらさりげに
どんどんお買い物かごに追加していっちゃったりするのであった〜。

長い道のりだったわ〜

ゆったりしたスムージー休憩の後、
やっとのことで晩ごはん用のおかずのお買い物がはじまったりして・・・

「う〜〜ん。長い道のりだったわ〜〜。予想していたけど〜〜」
食料品売り場にたどり着けないかと思うくらい
ここまで長い道のりだったわ〜〜。ほほほ。

「え？何か言うた？お母ちゃん・・・あ！エビ！」
大きいエビがお安いわ〜！！お母ちゃん！

「え？あらそうねえ。じゃあ今日の晩ごはんは
エビフライにしようかしら〜？」

「ふふふ。タルタルソースも買ってね。お母ちゃん！」

「はいはい。わかっとりますよ。ほほほ。」

テーブル席でプハ〜

ジュースとスムージーのお店のすぐ横には
ちょこっとテーブルと椅子があったりしたもので〜
ここでお買い物疲れをいやすことに・・・

「プハ〜〜。ふあ〜〜。ああ〜〜歩き疲れたどす〜〜。
ああ〜〜しみる〜〜。スムージーが〜〜疲れたおヒナの体にしみる〜〜。」
プハ〜〜・・・

・・・歩いていたのはお母ちゃんだけでペンちゃんはず〜〜っと
だっこで移動だったはずなのどすが・・・・
あま〜〜いスムージーをプハプハ言いながら味わうペンちゃんなのどした〜〜。

「プハ〜〜・・・あ。お母ちゃん、マンゴー味のもちょっとだけちょうだいね。」
プハ〜〜。ひや〜〜。

2度目のご休憩♪

当然のごとく・・・
イチゴのスムージーをご購入してもらったりして・・・

「お母ちゃんはマンゴー味にしようかな。ほほほ。」

アイスクリーム屋さんにつづく
2度目のご休憩タイムに突入なのどした〜。