出没率が高いんよね〜〜

ふう・・・・
いかがでしたでしょうか〜〜？？
ペンちゃんのミルクせんべい屋さん・・・当てもの屋さん
それと〜〜お店はでけへんかったけど
ボールすくいやさんなんぞ・・・
「夜のお店」は魅力的なものがいっぱいよね〜。
きゃ！

お母ちゃんはきっと
おヒナ時代に山盛り夜のお店めぐりをしとったんとちゃうやろかと〜〜
思うんやけど・・・ふふふ。

夏は夜のお店の出没率が高いとか・・・
きゃ！
ペンちゃんもまた頑張らんとイカンどす〜〜。
ら〜〜ん♪

夜のお店でたいへんなことに

「ペンちゃんもお外で夜のお店がしたい」という・・・
か弱いおヒナさんの恐ろしいリクエストにおびえまくるお母ちゃんは
そのたびにそれをあきらめさせようと・・・

結局どんどんペンちゃんのリクエストを
ききいれまくることになってしまうのどした。

しかしかわいい息子の喜ぶお姿を見ていると
なんとも言えぬ楽しさとお喜びが満ち溢れまくってきたりして・・・

「この子はまだ生後10日なんです。今どっぷりと母に甘えさせてあげないと
いったいいつ甘えれるというのでしょうか・・・」

永遠の生後10日のペンちゃんは母の溺愛教育方針のもとで
今日も『かわいさ攻撃』を仕掛けまくっていくのであった〜〜。

これがたまたま夕涼みのお散歩道で
夜のお店をみつけてしまったばっかりに
どんどんえらいことになっていくお幸せなペンちゃんとお母ちゃんのお話でした。

またそろそろ
いろんなお祭りで夜のお店を見つけてしまいそうな季節・・・
きっとまたペンちゃんが大興奮するお店がみつかりそうですが・・・
このお話はこれでおしまい

一番上の階から下まで降りて

「あ。あ、でもね〜〜お母ちゃん、ほら〜〜
ちっこい雪だるまさんには〜〜ねえ・・・」

「はいはい。わかっとりますよ。一番上の階のおすしやさんの後に一番下の階のケーキ屋さんに
寄って帰ったらええんよね？ほほほ」

「あ。あ。そうよね〜〜。ふふふ。そうなんよね〜〜。」

今日も
今日も全てペンちゃんの思惑通りの一日の予感・・・

このお幸せなお暮しに
大満足のうれし涙がちょちょぎれるペンちゃんなのであった〜〜。

「お母ちゃん、大好き！！きゃ！きゃ！」

コーディネイトとかも

「ねえ。ねえ。お母ちゃ〜〜ん。デパートのお店でも〜〜」

ちっこいおカバンとちっこいおサイフのお揃えのやつがあったら・・・
い〜〜い？？

「ほほほ。当然でしょ。ペンちゃん、そういうのはトータルコーディネイトというて〜〜」
おしゃれなおヒナさんなら当然、そうしなくっちゃねえ。ほほほ。

「ふにゃ？？何のことかわからんけど〜〜。ふふふ。あ、ついでにね・・・」
そのお店のあとは〜〜
デパートの上のほうの階の〜〜
おすしさんも長いこと行ってへんような気がするんやけど・・・
ふふふ・・・

「あら、じゃ、お昼はそこで食べてあげないと、ねえ。ほほほ」

ふふふ。

ほほほ。

ふふふふ！！
ひゃっ、ひゃっひゃ〜〜♪

良い子は急いで

「・・・じゃあ・・・お外でお店をするのをあきらめてくれた
かしこいペンちゃんは・・・」

お悩みの解消のために
急いでデパートのほうへお出かけいたしましょうか！ね。
ほほほほ

「きゃ！そうなんよ！ペンちゃんはええ子やから〜〜」
急いで行ってお店の人たちを安心させてあげたいんよね！
ふふふふ。

「ペンちゃんはホントに優しい子よねえ。ほほほ」
さ、いったんお家にもどっておでかけのご準備、しましょうね。
ほほほ。

ふふふ。

ほほほ。

また、ふきふき〜〜♪

「泣かないで。ペンちゃんも
お母ちゃんがニコニコしてるのがいちばんうれしいんよね。ふふふ。」

はい。
またハンカチね。ふきふきふき〜〜♪






「・・・・なんと・・・・」

なんとかわいらしくも優しい子なんでしょうか・・・
うう・・・
母は本当にしあわせじゃ・・・

・・・・

この母子は・・・永遠にこういうお幸せなやり取りを
繰り返すのであった〜〜。

またなぐさめられたりして！？

「あ。ふふふ。お母ちゃん。泣いちゃいかんよ。ふふふ」

「ううう・・・アリガトウペンちゃん。うう・・・」


結局、なぜかペンちゃんになぐさめられる状態に知らぬ間に
突入しとるのでした〜〜・・・・

うれしさに また震える！！

「きゃ〜〜！！」

うれしい！！






「お母ちゃんも！うれしいわ・・・」

うう・・・
よろこんでいる・・・
よかった・・・よかった・・・
ううううう・・・・

「兆し」のお花が

くるっ！！

「本当！！？」




・・・・
お・・・お花が・・・お花の香りが・・・
こ・・・これはええ感じになってきているしるし・・・

・・・・・

「ええ！ホントよ。ペンちゃん！行きましょうよ！
今すぐ行って悩み解決！！よね。ほほほ・・・」

ほ・・・ほほほほほ・・・

しばらくは悩み続け・・・

「ふう・・・でも・・・ええのよ・・・」

こないだ駅前のお店で山盛りちっこいおサイフとおカバン・・・
買ってもらったばっかりやし・・・

ええのよ・・・
しばらくはデパートのお店のお方たちにはペンちゃんが来ないことを
悩みつづけてもらうしか・・・仕方ないんやから・・・
・・・・・




「・・・・・すぐに行きましょう。ペンちゃん。デパートに。」







「・・・・え！？」

駅前のほうばかり

「コホン・・・実は・・・・ほら〜〜・・・」

ここしばらく・・・駅前の雑貨屋さんばかりごひいきにして・・・
前までよく行ってたデパートの中のちっこいおサイフとおカバンのお店・・・
最近・・・行っとらんよねえ・・・

あのお店の人たち、ペンちゃんをよそのお店にとられたと思って
気に病んで泣きわめいとらんやろか・・・って・・・

ふう・・・
心優しいペンちゃんは〜〜あのお店の人たちのことも心配して・・・
ちょっと〜〜ニコニコできない気分なんよねえ・・・

ふう・・・





「ひょっ！！！！」

ニコニコできないワケ

「・・・ベビーカステラのお店のことは・・・」

もうええのよ。
おヒナさんがお外でお店をするのが危ないのは〜〜
もうわかったよってに〜〜・・・

でも・・・
他にペンちゃんはご心配なことがあって・・・
ちょっとニコニコできない理由が・・・
ぴぴぴぴ・・・





「はっ！！」

そ、それは！？
何なんでしょうかペンちゃん！！！

はあはあ・・・

泣かれると泣いてしまう

「ペンちゃん！うっ。うっ・・・」

お、お店のことは〜〜
せっかくお母ちゃんのために考えてくれてたのに〜〜
悪かったわ！

お母ちゃんはペンちゃんが泣いてるお姿が〜
一番つらいのよ〜！！
ううう・・・

ペンちゃんがニコニコしてるお姿を見る時が
何よりお幸せなんよ。ううう・・・






「・・・・・・」

母はまた後悔の嵐

「な、泣かんといて！！ペンちゃん！！
お母ちゃんを許してちょうだい！」



「・・・・・」
くるっ。

ひどすぎて震えが！！

「ううう・・・ぎ・・ぎぃ・・・・」

えらいこっちゃ・・・・
なんと　なんというひどいことをしてしもたんでしょうか！！
ついさっきまで母のために
あんなにかわいらしくニコニコしとったのに〜〜
ううう・・・

それを
それを〜〜
うううう・・・

衝撃の・・・涙

「・・・・う・・・ううう・・・・」







「！！！！！！！！！！！」

ひっ！ひぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜！！！

な！涙！！

せっかく思いついたけど

「・・・・・」

お母ちゃんがいつもペンちゃんに優しいから・・・
ペンちゃんも
お母ちゃんが喜んでくれることをしようと思ったんやけど・・・

おヒナさんのペンちゃんには
無理やったんやね・・・





「まあ！ペンちゃん！そんなことないよ！！」

お母ちゃんはすんごいうれしいよ！！
ね、お店は難しいから無理やけど〜〜
ペンちゃんのお気持ちが
すんごい・・・
すんご〜〜いうれしくて、ね・・・

気が向いたら

「・・・うん・・・気が向いたらね・・・」

くるっ。


「あ！ぺ、ペンちゃん・・・どこへ！？」

ちょ、ちょっと待って！！

カステラだったらOKなのかと

「・・・・そうやったんやね・・・」

ボールすくい屋さんは
お外でやったらアカンていわれとったけど・・・

お母ちゃんの大好きなベビーカステラ屋さんやったら・・・
もしかして〜〜
お母ちゃんも一緒にしたいかな〜〜って思ってん・・・

・・・・・






「ペンちゃん・・・ありがとうね〜〜。」

お外でお店をするのは難しそうやけど〜〜

またご近所さんたちを呼んでお店屋さんごっこ、しようよ〜〜。
ペンちゃんのミルクせんべいのお店、大評判やったし、ね〜〜。

ね。またやろうよ〜〜。ね。

どんなお店でも・・・

「ペンちゃ〜〜ん。ありがとう。うれしいよ〜〜。でもねえ・・・」

ボールすくい屋さんでも
ベビーカステラ屋さんでも〜〜
どっちもね

お外でのお店はイカンよ。
お家の中でお遊びやったら大丈夫やけどね。
ほら〜〜
おヒナさんがそんなことしたら　すんごい危ないよってに、ね〜〜。　
ほら〜〜怖いお客さんも来るかもよ〜〜。
ねえ。






「・・・・・」