お母ちゃんが言うてたでしょ・・・

「お母ちゃん！お母ちゃん！栗林、どこにも来てないんよ〜〜！」

いつものお庭といっしょやね〜〜ん！

どないなっとる〜〜ん！？





「あら！ほほほほ〜〜〜！ペンちゃん！だから〜お母ちゃんは　栗山も〜栗林も・・・」

おヒナさんには厳しいところやって言うたでしょう！

ほほほ！！

栗林はね、ちらっと見た限りでは〜栗林やとわからんものなのよ！

栗は　栗は〜〜栗林でさえも自分で探さないとイカンものなのよ！

栗は〜自分からは現れてくれんものなのよ！！ほほほほ〜〜〜！！！

ちっともかわっていない！！

「ほほほ。おまたせ〜〜♪どないした〜〜ん？？」

「あっ。あ〜〜。お母ちゃ〜〜ん！！」

おかしいねん！

全然　栗林になってへんね〜〜ん！

いつものお庭と同じやね〜〜ん！！

本当に？栗林？

「・・・・・んにゃ？？・・・・・」

・・・・ぴぴぴぴ・・・・








「ちょっと〜〜！！お母ちゃ〜〜ん！！お母ちゃ〜〜〜ん！！」

早よう！早よう！　来て〜〜〜！！！

お母ちゃ〜〜〜ん！！ぴぴ〜〜！！ぴぴ〜〜！！


「あ〜。はいは〜〜い。」

今行きますわよ〜〜！！

３丁目くらいに行けば？？

「ちょっと〜〜！！ペンちゃんですよ〜〜！」

栗林３丁目〜〜！こっちかや〜〜？？

・・・・・




あれ？

う〜〜ん・・・

ぴぴぴぴ・・・・

１丁目？ん？２丁目も！？

２０１５年のお正月シーンもいったん終了して〜
今日から例の「お庭に栗林出現！」のシーンのつづきからどすよ！

朝ごはんをたっぷりいただいた後、
張り切ってお庭に飛びだしていったぺんちゃんやったのどすが・・・




「きゃ〜〜！！ぺんちゃんですよ〜〜！くりばや〜〜し！」

栗林１丁目とうちゃ〜〜く！！

・・・・・ん？・・・・・

あれ？





「こっちかや〜〜？？栗林２丁目　とうちゃ〜〜く！！」


・・・・・ん？

栗林にペンちゃんが〜〜

こうして

ペンちゃんはお庭へ飛び出して行ったのでした〜〜！

「きゃ〜〜〜！くりばや〜〜〜し♪ペンちゃんが来たよ〜〜！！」





「ほほほ。さて〜〜どうなりますやら・・・」

ちっこい雪だるまさんには窓辺からペンちゃんを見守ってもらいましょうね。

お母ちゃんもそろそろ出動せなイカンわね〜〜。

ほほほ。

栄養補給も終了したので

サンドイッチ、クレープ、クロワッサン、いくら丼、ミルクティ・・・コーンスープ・・・
などなど・・・

一食でも「食べ」が足りないと〜
すぐに痩せてしまう（と母が思っている）か弱いおヒナのペンちゃんは〜
じっくりと栄養補給を済ませたあと、

やっとのことで「栗林」に改造されたというウワサのお庭へ向かうことに
なったのどした〜〜。

「お母ちゃん！お母ちゃん！ペンちゃんは先にお庭に行ってるからね！！」

すぐにあとから来てね！ね！ふふ！ふふ！

「はいはい。お皿をお片づけしたらすぐに行くからね！」

ペンちゃん、気を付けてね。走ってこけちゃいかんよ。

「ふふ！わかっとるよ！」

わかっとるよ〜〜〜♪

とても素直に従ったりして

「ペンちゃん、栗林はねえ、自分のお庭でも〜〜
おヒナの身には〜なかなかに厳しいところみたいなんよ〜。」

今のうちにしっかり栄養をとっておかないと〜
栗のとれ具合にも影響があるとか・・・ペンちゃんにはがんばってもらわんとイカンしねえ〜〜。

「うんうん。そうよね。そうなんやね。むしゃむしゃ・・・」

「ペンちゃん、いくら丼なんかもいかが？お好きよねえ・・・」

「うんうん。いただくわ・・・むしゃむしゃ・・・」


・・・栗林ではりきるために〜
とても素直に母の言うことをきく良いおヒナさんのペンちゃんなのどした〜。

行かせまいよ！！

クリスマスのお姿の後は〜〜
栗林がお家にやって来たっていうお話を〜
お母ちゃんから聞いたシーンのつづきどすよ！！
ドキドキドキドキ・・・・




「あ〜〜！！お庭に！行かなきゃ！」

「あ、これ！お待ち！」がしっ！

朝ごはんを食べずには行かせまいよ！ほほほ！

こうなると思って今朝はルームサービスにしたんよ！

おヒナさんが朝ごはん抜きなんかで栗林に行くのは禁止ですって！
ほほほ！
さ、先にしっかりお食べなさい！

お庭が！そういうことに！？

「なんとねえ！栗山とか〜栗林の業者のお方たちがね・・・」

生後１０日のおヒナさんには遠くの栗林なんぞは〜〜
やはりキケンすぎるから無理やって言うたんよ。

で、ね、その代わりに

ゆうべ　ペンちゃんがおねんねしとる間に

こそ〜〜っと来てくれはって〜〜

うちのお庭を特別に

栗林にしていってくれはったんよ！






「ぎゃあ！！！なんとまあ！！！」

なんとまあ！！

そんなサービスが！？

おねんねしとる間に！！？？？　ふぎゃ〜〜〜！！！

もちろん連絡済♪

「おヒナのいるご家庭専門の〜〜
栗山、栗林のご相談にのってくれる業者ね・・・」

ほほほ。

ゆうべね、ぺんちゃんがおねんねしとる間に
もちろん　ご連絡、したんよ。ほほほほ！！

まあ、とりあえずサンドイッチにクレープなんぞもどうぞ。ほほほ。

あ、クロワッサンもね。焼きたてよ♪ほほほほ。







「ごくっ！そ、それでっ！！？？」

ど、どないなったん！！？

ドキドキドキドキ・・・・

モーニングサービスなんぞ

「お母ちゃん！お母ちゃん！栗山とかのね、ご相談のお電話してくれた？？ねえ。ねえ。」

どうやった？
ねえねえ。

「ほほほほ。まあまあ・・・とりあえずお先にお飲み物でもどうぞ。」

本日は朝食をベッドルームまでお持ちしたモーニングサービスですわ〜〜。
ほほほほ。

早く確かめねば！！

は、早よう、早よう　確かめないと！

「ぴぴ〜〜！！ぴぴ〜〜〜！！お母ちゃ〜〜〜ん！！起きたよ！」

ペンちゃんは起きたよ〜〜！！

早よう早よう来て〜〜！！！

ぴぴ〜〜〜！！ぴぴ〜〜〜！！！






「あらあら。かわいい声、きこえたよ〜〜♪ほほほほ！！」

そろそろお目覚めのお時間かな〜〜って思っとったんよ。ほほほほ！！！

おはようね〜〜♪


・・・・・お母ちゃんはなんだかご機嫌さんやったりして・・・・・

お電話はどうなった！？

そして・・・

翌朝、お窓からは暖かな日差しが差し込んできていたりして・・・





「・・・ぱちっ」

・・・・・

ん・・・・

そういえば・・・　う〜ん・・・






「あ！そうやった！」

栗！

栗山とか〜〜栗林のご相談に乗ってくれる会社に〜
お母ちゃんがご連絡してくれとるはず！

お電話してくれたやろか〜〜？？

どうやったやろか〜〜？？

母の一日は充実していて

まきまくった栗に枯葉なんぞをかぶせたりするさりげない演出なんぞも〜
入念に終えたお母ちゃんは

再びペンちゃんのベッドルームに戻ってきて

かわいいよだれでちょびっと冷たくなった枕カバーを
ペンちゃんがお目目を覚まさないようにそ〜〜と取り換えたりして・・・

「ペンちゃん・・・明日はまたきっと大活躍やねえ。ねんね。ねんね・・・
ゆっくりおやすみ。」






こうして選ばれし皇帝のおヒナさんの母は

ペンちゃんを赤ちゃん抱っこでおねんねさせてから約4時間遅れで
やっと就寝時間を迎えたのでした〜〜。

心豊かなおヒナのお育ては・・・あらゆる愛情と労力を〜
けっして惜しんではいけないのであった〜〜。


「ふあ・・・今日も・・・充実した一日やったわ・・・むにゃ・・・じゅる・・・」

まさか！！まさかの行動！？

そして・・・

ペンちゃんのすやすや状態を再確認したお母ちゃんは・・・

すぐさま暗い暗いお庭に一人でたたずみ・・・・





なんと・・・


なんとまあ！！！







たった今、走って行ってきたスーパーで山盛り買ってきた大きな栗を

勢いよく投げ散らかしまくったとか！！！

「ほりゃ〜〜〜〜！！！！」

原則、あり得ないことなので

激しいスピードでお家にもどったら

すぐさまペンちゃんのご様子を確かめに

また　そろ〜〜っとベッドルームへ・・・

「はあはあ！　　ぜいぜい・・・」

よ、よかった。

かわいらしくよだれを垂らしながら・・・おねんねしとる・・・

はあはあ・・・





幼いおヒナさんのペンちゃんにだまっての
お母ちゃんお一人の外出なんぞ・・・

ほんのわずかなお時間でも原則禁止されとることなので・・・

・・・・

「と、とにかく・・・無事におねんねしとった・・・」

よかった

よかった・・・ゼイゼイ・・・

すんごいスピードで！！

そして・・・



「すひゃ〜〜〜」




数分で

もんのすごい勢いで走って帰ってきたりして！！

「はあはあ！！」

えらいこっちゃ〜〜！！　はあはあ！！

まさかのお出かけ！！

そして・・・



なんと！




お母ちゃんはペンちゃんがもんのすごいすやすや状態におちいってる中、

まさか　まさか

もんのすごい勢いでお外にお出かけしていったりして！！！

「ぬう・・・！えらいこっちゃ〜〜！！」

そ〜〜〜っと確認

しばらくラインスタンプのお知らせや
クリアファイルのご出荷の件なんぞのお幸せなニュースで中断しとりましたが〜〜
お久しぶりに「栗山・栗林」のお話のつづきどすよ〜〜♪





「う〜〜ん・・・むにゃむにゃ・・・」







「・・・・よ〜〜くおやすみしてね。ペンちゃん・・・」

起きちゃいかんよ・・・

ぐっすり、ぐっすりね・・・

・・・・

お母ちゃんはペンちゃんのおねんね状態をゆっくり見守ったあと

こそ〜〜っと　こそ〜〜っと

ペンちゃんのベッドルームから立ち去ったのどした。

「絶対に起きちゃいかんよ・・・おねんねしとってね・・・」