
「ペンちゃん、あともう少しでここのお宿を離れやなイカンのやけど・・・・」
本ホケキョには・・・もう、ごあいさつはせーへんの?
「・・・・・うん・・・・」
あのね、お母ちゃん・・・
本当はね、最初だけかくれて〜後で本ホケキョたちをびっくりさせようと思っとったんやけど〜
なんか〜〜
お時間があっと言う間にすぎてしもて〜〜
もし今、ボクがここにおることを知ったら〜〜
ホケキョたちはすぐにボクとお別れするのが〜〜悲しくなるんとちゃうやろか・・・
だから〜〜ボク〜〜
「だまって帰ったほうが・・・ええかな と思うんよ」
もう、ここで密かに、いっぱいええお声もきけたしね。頑張ってるお姿も・・・もう、今年の分はここでいっぱい見れたもんねえ。
だから〜〜
このまま、ボク、これで・・・いいんよ。
「・・・うん・・・そうか・・・ペンちゃんは・・・」
ペンちゃんはやさしい子ちゃんやねえ・・・