・・・・う〜〜ん・・あのね

「・・・う〜〜ん。　う〜〜ん。お母ちゃん！お母ちゃん・・」


「・・・・・・・・・・・」








・・・・・・・・・・・・




「・・・・ごめんね　　　お母ちゃん」

え〜〜ん！お母ちゃんの・・

「え〜〜〜ん！！お母ちゃんのスカタレ〜〜〜〜　　うう〜〜〜」






「ご、ごめんね！！ペンちゃん！！」


お母ちゃん、ペンちゃんがおねむちゃんしてる間にプリンだけ買ってすぐに帰ってくるつもりやったんよ〜〜〜。

ペンちゃんが先に起きてお母ちゃんのこと探してたやなんて〜〜
しらんかったもんやから・・・・・・

ごめんね、ごめんね！！







「・・・・・・・」


お母ちゃん！！

いつも一緒なのに

「お母ちゃん！お母ちゃん！！」


ボクにだまって一人でお出かけしたらアカ〜〜ン！！

いつも一緒におるって言うたのに〜〜〜〜！！








言うたのに〜〜〜〜〜！！


お母ちゃんはボクのそばにおらんとアカンのよ〜〜〜！！！！

そんなことって

「お・・・・お母ちゃん！！ひどいわ！！」








「・・・・・・・」








「ボクを・・・・ボクを一人で残してお出かけするやなんて！！
・・・・そんな・・・そんなことって・・・うううう・・・　」

ほら〜〜！見て〜♪

「ほら〜〜見て！ペンちゃん！！」


お母ちゃん、今日、早起きしてデパートが開店する前から並びにいったんよ〜〜！！

ついに買ってきたからね！爆裂堂のプリン！！

すごいでしょ〜〜〜！！！ねぇ！見て〜〜〜♪









「・・・・・・・・・」







「・・・・・・う・・・・ううううう・・・・・・」

起きてたん？！！

「あっ！！あら〜〜〜〜〜〜」


ペンちゃん！！もう起きとったん？？

ま〜〜〜。もっとゆっくりおねむちゃんしとると思ったのに〜〜〜。









「・・・・・・・・・・」

あ・・・・これは・・

・・・・・・・あ・・・・・・

ハッ！！んにゃ？

うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！




・・・・・・・・ガチャ・・・・・・・・・















「・・・・うううう・・・んあっ？？」

出ていってしもた！！

お・・・お母ちゃんは・・・お母ちゃんは

ボクを置いて出て行ってしもたんやわ・・・・・


ど、どないしょう・・・・　ああ〜〜〜








ああああ！！

いやや〜〜〜〜！！！！！

なんで昨日に

やっぱり・・・

ボク・・・・・

何で昨日のうちにお母ちゃんに「ごめんね」って言わんかったんやろ・・・

なんで・・・・なんで・・・







ううううううう〜〜〜〜〜〜〜〜

お母ちゃんに

ボク・・・・・


お母ちゃんに・・・捨てられたんかも・・・・

まさか・・・

「・・・・・お母ちゃん・・・お母ちゃん・・・」



・・・・・・たしかに・・・たしかに・・・・




　　





ボク・・・きのう・・・すごい悪い子やったんやけど・・・・











でも・・・
まさか・・・・

ボク・・・お母ちゃんに・・・・

出てきて、お母ちゃん

「ぴぴ〜〜！！ぴぴ〜〜！！！お母ちゃ〜〜〜〜〜ん　　お母ちゃ〜〜〜〜ん」

ちょっと〜〜〜〜
出てきて〜〜〜〜お母ちゃ〜〜〜ん










お母ちゃん・・・・

もしかして・・・・もしかして・・・・

なんか・・・これって・・

（やっと！やっとお話もどって・・・ぴぴぴ・・・）



お母ちゃん・・・お庭にもおらんって・・・

これって・・・

これって・・・

・・・・もう一回別のお部屋とかもさがしにいかなアカンわ・・・

お母ちゃん・・・どっかにかくれてるん？？？

お庭かも・・・・

「お母ちゃ〜〜〜ん。ペンちゃんですよ〜〜。かわいい　かわいいお母ちゃんの息子のペンちゃんですよ〜〜〜。ぴぴ〜〜。ぴぴ〜〜〜」

お母ちゃん・・・・・こんなにボクが呼んどるのに・・・

もしかして・・・・・




お庭に・・・・・・・


・・・・・・・お・・・おらんわ・・・・・

これって・・・もしかして・・・

あ・・・もしかして？？

「ぴぴぴ・・・」

「お母ちゃ〜〜〜ん　　ペンちゃんですよ〜〜。あなたの息子のペンちゃんですよ〜〜。ペンちゃんが起きてきてますよ〜〜〜」

とかいいながらお家の廊下を歩き回るペンちゃん・・・



「あ！！！わかった！！」


「ばあっ！！！お母ちゃん！！！！！」



・・・・・・・おトイレにも・・・・おらん・・・・

お母ちゃん・・・どこに

何度も何度も「ぴぴ〜〜〜〜！！」とお目覚めの合図を送っているのに・・・お部屋まで来てくれなかったお母ちゃん・・・


どこにいったんやろか？？？？？

このお部屋かな・・・


「お母ちゃん！！ボク、起きたよ！お母・・・・」


・・・・・・・あ・・・あれ？？？・・・・・

い・・・いてへん・・・

もう・・・なんで・・

「・・もう・・お母ちゃん・・・聞こえてへんねんわ・・・」

いつもならすぐにお部屋に来てくれるお母ちゃん・・・
どないしたんやろ？？？

仕方なくご自分でベッドから飛び出したペンちゃんであった〜。

あれ？ ぴぴぴ・・・

「ぴぴ〜〜〜〜！！　ぴぴ〜〜〜〜〜！！！！」


お母ちゃ〜〜〜〜〜ん！！起きたよ〜〜〜〜！！

ちょっと〜〜〜〜！！！










あれ？？？・・・・ちょっと・・・・・おかあ・・・










「・・・・・・・・・・・」

朝の「おしらせ」

そして・・・・





いつもどおり

お目覚めをお母ちゃんにお知らせしてベッドまでミルクティ（または・・・時々ミルクココアなんぞ）を持ってきてもらうため合図、
「ぴぴ〜〜〜〜〜〜！！！」をお元気にさけびまくったペンちゃんであった〜〜〜。