今も待っています

いかがやったでしょうか・・・

ペンちゃんと雪だるまさんの深い深いつながり・・・

みなさんにとっては〜〜

クリスマスのペンちゃんブロマイドに突然現れたあの人が〜〜

いったいペンちゃんとどういう関係のお方なんやろか、と思ってはったかもしれんどす〜〜。

ナゾがとけたやろか〜。

もう・・・すっかり秋よねえ。

もちろんペンちゃんはまためぐりくるお寒い季節の

お友達との再会を

お空を見上げながら待ち望んどるのどした。


「ん！あの鳥さんは・・・まさかホケキョではないよね・・・ふふ。」

とかなんとか言いながら・・・ね〜〜。

ふたりは ずっと仲良し

「これからも　ふたりはずっとずっと仲良しよね！」

「もちろんだよ。ペンちゃん！」

ペンちゃんは冬がやってくるたび　大切なお友達とすごす数日間を

ひそかに　ひそかに　いとしく想っているのです。

これからもまた雪だるまさんはペンちゃんのもとにきっときっと

もどってきてくれる・・・きっと。きっと。


これが

これが

ちょっぴり切なくて　やさしい　やさしい

ペンちゃんと　ペンちゃんの雪だるまさん　ふたりのお話。

この冬もかわいいふたりがお庭の片隅で再会していることを願って・・・

このお話はひとまず　おしまい。

また めぐり会う

「ペンちゃん。お話、まだまだいっぱい聞いてよね・・・」

「うん。うん。ペンちゃんが知らない遠いキラキラの国のお話も　もっと教えてね。」

・・・・・・・・・・

こうやって

また　めぐり会えた。


寒い寒い冬の日の　ほんの数日間・・・

この季節が終わるころ　またきっとペンちゃんは

雪だるまさんの旅立ちの日にポロッと涙を流すかもしれないんだけど・・・

「きっと　きっと　また会える・・・」

次の冬だって・・・

そのまた次の冬だって・・・いっしょに・・・ね。


こうして

小さなおヒナさんとふわふわの雪だるまさんの二人は

ずっとずっと　かわらぬかわいいお姿で

めぐりくる季節の　ほんのほんのひとときを

大切に思いあっているのです。

みんながお話してほしい って

「雪だるまの国は　どうやったん？？みんな・・・仲良くしてくれたんでしょ〜？」

「うん。ボクがペンちゃんのお家で

すごくかわいがってもらってた子だっていうこと・・・みんな知っててね・・・」

いっぱいお話、聞かせて〜〜って言って来てくれて〜〜

すぐに雪だるま友達が　いっぱいできたよ・・・

「そう・・・よかった！そうやと思ってたんよ！！人気者やったんやね！！」

「ペンちゃんのお庭でのお話、いっぱいしたよ〜〜。赤いキャンディーも〜

雪山のお茶の会にもホントにもっていったんだ〜〜。」

「そう！ふふふ！やっぱりね！！大丈夫よ！今年も代わりのキャンディーは

お母ちゃんにお願いしてもうたくさんご用意しとるからね！ふふ。ふふ。」

「ほかにもね、ペンちゃんにきいてほしいお話が・・・」

いっぱいあるんだよ。

「ペンちゃんもね、雪だるまさんにお話、いっぱいあるんよ！」

ほら〜〜見て！雪がいっぱい降って来たよ！お寒くなるねえ！

今年は・・・ゆっくりしていってよね・・・

ね・・・



・・・・・ペンちゃんと雪だるまさんはお空を見上げながら

幸せいっぱいの気持ちでよりそうのでした。

ペンちゃんは知っていたんよ

「あのね、ペンちゃんはね、」

今日、お目覚めしたときから〜〜今日が雪だるまさんが帰ってきてくれる日やって〜〜

わかったんよ。そんな気がしたんよね。

「うんうん・・・ペンちゃんは・・・きっとわかってくれてると思ってたよ・・・」

ここはボクのお里だから・・・

ペンちゃんのおそばが

やっぱり　一番だよ・・・

「うんうん・・・・よかった・・・」

よかった　よかった・・・

よかったよ・・・







よかった・・・ね・・・

ボクのお里に・・・

「うう〜〜〜。よかった〜〜、無事に帰ってきてくれて〜〜。うう〜〜。」

「うう・・ただいまペンちゃん！！ちゃんと　ちゃんと
　ペンちゃんのお庭に帰ってこれたよ！！ボクのお里に・・・帰ってこれたよ！」

うん。うん。
ずっと　ずっと　会いたかったんよ〜〜。

ボクも　すんごいすんごい遠くの氷の国にいたときも〜〜

ずっとペンちゃんに会いたいとおもっていたよ〜〜。

うんうん。

うん・・・うん・・・

待っていたよ

「ああ〜〜〜！！」

待っとったよ〜〜！！

待っとったよ〜〜〜！！



「ペンちゃん！！」

ペンちゃ〜〜ん！！

涙がとまらなくて

「う・・・・」

うわ〜〜〜ん！！








「う・・・・」


ペンちゃ〜〜〜ん！！

ただいま・・・ここに

「・・・・・」


・・・・ペンちゃん・・・・









「ペンちゃん。ただいま！」










「・・・・・！」


おかえり！

おかえり！

ボクの雪だるまさん！！

あの黄色いマフラーは・・・

「・・・・・」









「・・・・・」

あの場所に

雪よ ふれふれ

「らんら　らんら　らんら〜〜〜♪」









ららら・・・・


「・・・・・！！」

冬の到来

「きゃ〜〜♪」





「らららら〜〜〜♪」

マフラーつけなきゃ！

あ。あ。

マフラー、しなくちゃ！！

よいしょっと。

「せっせ。せっせ。」

ハラハラと・・・

う〜ん。

・・・・・

「あ！！」

雪が・・・

こっちはどうなの？？

・・・ん・・・

・・・こっちも・・・









「・・・・」

ぴぴぴ・・・

場所がちがう？？

「ぴぴぴぴ・・・」

ば、場所をまちごうたかも・・・・

はあはあ・・・

こっちかな？？






あれ。

・・・・いてない・・・・

「思ってる場所」に・・・

「はあ　はあ・・・」

あ！






「・・・・・」

あれ？

・・・いてない・・・

ぴぴぴぴ・・・・

あのあたりかもよ！？

タタタタタタ・・・・

「はあ！はあ！ふあ！ふあ！」

い、いそがなきゃ！

タタタタタタ・・・・






「ん！」

・・・・・ふむ・・・・

「・・・・・・」

お庭へ飛び出して

タタタタタタ〜〜〜

「もしかして・・・・」

もしかして・・・・





「・・・・・」