
そして
そんなことをお話しているとき・・・

どんどんお宿から離れていくペンちゃんにも聞こえるような大きなきれいなお声で
本ホケキョと若ホケキョたち全員がいっせいにお歌を歌っているのが聞こえてきたのどした。
「ホ〜〜〜〜ホケキョ〜〜〜♪」

「きゃ・・・なんか〜〜これって〜〜」
本ホケキョたちまで〜〜・・・・
こんないいタイミングでお歌がボクにまで聞こえてきたら
なんか〜〜・・・・・ボクが帰っていくのが〜〜
わかっているみたいやないの!
ふふ!まさかね!まさかね!
「・・・でも・・・ええお声よね!ふふ!」
お母ちゃんはお顔は見えなくてもなんだかペンちゃんのお目目から涙がポロンとでているのが
よ〜くわかったんだって。
「みんな、元気でね!また会おうね!」