「う〜〜〜ん。もしかして〜〜〜あの「ごめんね」は・・・・
こないだ買ったばっかりのお母ちゃんのコートをペンちゃんが毛布代わりに使ってお昼寝して〜〜ヨダレでべちょべちょにしてしもたことにかしら〜〜〜〜？？？ふふふ〜〜〜」
「・・・・・は！」
・・・し、知らんかった・・・あの赤いフカフカの毛布・・・・お母ちゃんのコート・・・・ぴぴぴ・・・
「あ〜〜〜〜！！それとも〜〜〜〜お母ちゃんが育ててるハーブの葉っぱをペンちゃんが雑草やと思ってプチプチ全部ぬいてしまったことかな〜〜〜？？ふふふふ〜〜〜」
「・・・・・・ひ！」
・・・し、知らんかった！！！あの、ごちゃごちゃいっぱい出てた葉っぱ・・・
わざわざ育ててるやつやったん？？？ぴぴ〜〜！！
「あ・・・それとも・・・こないだカーテンにケチャップが・・」
きゃ、きゃ〜〜〜！！！
「お母ちゃ〜〜〜ん！！！もう、言うたらあか〜〜ん！！も〜〜！！」
お母ちゃんはホントにペンちゃんが何でごめんね、って言うたのかわかっとるのやろか・・・わかってへんねんやろか・・・？？
どっちにしてもお母ちゃんはすごくニコニコ笑っとった。
昨日デパートでペンちゃんがすねて怒っていたとき、思わずポロンと涙がでていたお母ちゃん・・・
お母ちゃんはペンちゃんが悪い子だと思って涙がチョチョ切れてしまったんじゃなくて・・・・・かわいい息子のペンちゃんが泣いている顔を見ると〜〜思わず一緒に悲しくなってついついつられて涙がチョチョ切れるんやって・・
「もう！もう！お母ちゃ〜〜ん！それ以上、言うたらアカ〜〜ン！！」
ペンちゃんはなんだかはずかしくって うれしくって 思わずしゃがんで笑っているお母ちゃんのおひざの上に飛び乗って またしてもお手手をパタパタしてたんだって。
「ふふふ〜〜！！いい子やね！いい子やね！うちのペンちゃんはホントにいい子やね〜〜！！よしよしよし〜〜」
こうして・・・ペンちゃんとお母ちゃんはデパートにはなかなか向かわず、ここでゆっくりと一緒にあそんでいったんだって。
