
「ねえねえ。ホケキョのみんな、全員お名前があるんでしょ〜?
みんな ホッピーとかポッピーみたいに『ホ』とか『ポ』で
はじまるお名前なんやろか〜?
たとえば〜〜ホケキョンとか〜?そんな感じ?
ふふ。ふふふ・・・」

「ケキョケキョ〜ホ〜ホ〜」
(ボクのお名前は【しばお】で〜す♪
芝生っぽいお色だったんで親ホケキョがつけてくれたんで〜す!
この若ホケキョは実はボクの親戚ホケキョで【ささお】っていうお名前で〜す♪
笹っぽい感じのお色だったんで〜♪
あっちの若ホケキョは梅の花が咲いてた日に生まれたらしいので
【うめお】で〜す。
あっちの本ホケキョはヒナホケキョの時に兄弟の中でいちばんちっこかったらしいので
【プッチ―】で〜す。
「あ・・・・そう・・・」
全く・・・統一感はなかったのどした・・・
「ケキョケキョ・・・ケキョ〜〜♪」
(ペンちゃん、ボクはポッピーでよかったで〜す。くくくく。
【ささお】は何かイヤで〜す♪ケキョ〜〜♪)
「ホッ!ホケキョ!」
(こ、これ、ポッピー!人の名前を悪く言ってはいけません!)
・・・と、小声でポッピーを注意しつつ・・・
自分は【しばお】じゃなくてよかった・・・とひそかに思うホッピーなのでした〜。