
「お母ちゃん・・・ポッピーのデビューを
全部、ちゃんと見れてよかったよねえ・・・」
ホッピーがちゃんとポッピーの事、弟ホケキョにしてあげて
みんなと仲良しになれて
お歌もちゃんと、がんばってたねえ・・・
もう、安心よねえ・・・

「そうねえ。ペンちゃん、全部見届けてあげれて
よかったよねえ。
ペンちゃんもよくがんばったねえ・・・。
ペンちゃん帰ろうか。
ちっこい雪だるまさんにおみやげを買って、お家に帰ろうね。」
きのうまで
ペンちゃんにだけ甘える赤ちゃんのような若ホケキョだったポッピー、
パタパタと仲間と飛んで行きました。
小さなペンちゃんから
うれしさと寂しさがいっぱい、いっぱいにあふれる
涙の意味がよくわかるお母ちゃんなのでした。
こうして
ペンちゃんとお母ちゃんはホケキョたちには何も告げず
こっそりとお家に帰ることにしたのでした。