ぐいぐい引っ張られ〜

「あら！モコモコ靴下が3足組で・・・お安いわ〜。気になるわ〜。」

「あら！お帽子がいっぱい！気になるわ〜。」
お母ちゃん、あっち、あっち。

ちょこっと母が気になる売り場があっても
ペンちゃんの気になる売り場のほうに
ぐいぐい引っ張られていくのであった〜。

大人用しかございません

せっかくちょびっと気になるデザインのお帽子を
見つけたけれども

「ほほほ。大きすぎましたわね〜〜。おぼっちゃま！」

「んもう！！赤ちゃんサイズの、
また別のお店で今度さがしてよね！」

「そうねえ〜。ここのスーパーにはちっこいお方用のお帽子売り場は
ないみたいねえ。」

残念ながらペンちゃんサイズのお帽子はなさそうなのどした〜〜。

おばちゃんのおサイフ

お帽子はあきらめたのどすが
めげずにすぐにそのお近くのおサイフ売り場に
お母ちゃんを連れ込んだりして。

「あ！あ！ちょびっとだけかわいいのんがあるよ！
お母ちゃん！
あとはおばちゃん用のおサイフばっかり〜〜。」

「これこれ、お店のお方にきこえますよ。・・・ほほほ」

よく見ればけっこう・・・

たしかに
ペンちゃんがお好きなデパートなんぞのかわいいおサイフ専門店ではなく
ちょっと大きめのスーパーのおサイフなんぞの売り場は
ちょびっと大人向け、ご年配向けのお品も多めだったりして・・・

「でも良〜く見たらちょこっとかわいいおサイフもあったどす〜〜♪」
これなんて〜〜けっこういいかも〜〜
ねえ。お母ちゃん。

「ほほほ。ペンちゃん好みのものがあったかな〜？」

もう、買ってもらう気満々でご機嫌さんなペンちゃんであった〜〜。

ひそかに注意を

「う〜ん。こっちも〜〜いいかもね〜〜♪」

「ほほほ。それもかわいいわねえ。」

ペンちゃんがおサイフえらびに夢中なあいだも

実はお母ちゃんは常に『さらわれの危険』にだけは
心ひそかに注意を払っていて
しっかりペンちゃんをだっこしているのであった〜。

髪飾りチョコン

どんどんペンちゃんベースでお買い物が
進んでいくのどすが・・・

お母ちゃんも負けずにおサイフのおとなりの
髪飾りの売り場でちょこっと気になるお品を
自分用に選んでみたりして・・・

「お母ちゃん、これ、買っちゃおうかな。
はい、ペンちゃんもお似合いよ。ちょこん。
時々、貸してあげてもええわよ。ほほほ。」

「ぎゃ！ペンちゃんは男の子よ！
これは女の子の髪飾りやないの。ふぎゃ〜！」

「ほほほ。でもお似合いよ。」

やっとこさ1階へ

かなりペンちゃんの気の向くままに
スーパーの上のほうのフロアでお買い物したあとは

やっと食べ物なんぞを売っている１階へ。

「あっ！ジュースやさん！」




エスカレーターを降りてすぐ正面のジュースとスムージーのお店を見て
案の定ペンちゃんはするどく反応したりして・・・

「ほほほ。予想通り・・・立ち寄ることになったわ。ほほほ。」

「え？何か言うた？お母ちゃん？？」

「ほほほ。いえ、何も。あ、ペンちゃんのお好きな
イチゴのスムージーもあるみたいよ♪」

2度目のご休憩♪

当然のごとく・・・
イチゴのスムージーをご購入してもらったりして・・・

「お母ちゃんはマンゴー味にしようかな。ほほほ。」

アイスクリーム屋さんにつづく
2度目のご休憩タイムに突入なのどした〜。

テーブル席でプハ〜

ジュースとスムージーのお店のすぐ横には
ちょこっとテーブルと椅子があったりしたもので〜
ここでお買い物疲れをいやすことに・・・

「プハ〜〜。ふあ〜〜。ああ〜〜歩き疲れたどす〜〜。
ああ〜〜しみる〜〜。スムージーが〜〜疲れたおヒナの体にしみる〜〜。」
プハ〜〜・・・

・・・歩いていたのはお母ちゃんだけでペンちゃんはず〜〜っと
だっこで移動だったはずなのどすが・・・・
あま〜〜いスムージーをプハプハ言いながら味わうペンちゃんなのどした〜〜。

「プハ〜〜・・・あ。お母ちゃん、マンゴー味のもちょっとだけちょうだいね。」
プハ〜〜。ひや〜〜。

長い道のりだったわ〜

ゆったりしたスムージー休憩の後、
やっとのことで晩ごはん用のおかずのお買い物がはじまったりして・・・

「う〜〜ん。長い道のりだったわ〜〜。予想していたけど〜〜」
食料品売り場にたどり着けないかと思うくらい
ここまで長い道のりだったわ〜〜。ほほほ。

「え？何か言うた？お母ちゃん・・・あ！エビ！」
大きいエビがお安いわ〜！！お母ちゃん！

「え？あらそうねえ。じゃあ今日の晩ごはんは
エビフライにしようかしら〜？」

「ふふふ。タルタルソースも買ってね。お母ちゃん！」

「はいはい。わかっとりますよ。ほほほ。」