お部屋がぬくぬくすぎて

ホカホカのぬくぬくに暖められたお部屋に呼び戻されたペンちゃんには〜〜

ホットチョコレート、ホットケーキ、揚げたてのドーナッツなんぞが

ご用意されとったのどした〜。


「これ！ペンちゃん！お体がヒエヒエしとるやないの！むぎゅむぎゅのだっこの刑じゃ！」

「きゃ〜〜！苦しい〜〜。助けて〜〜！！ふぎゃ〜〜！！」


お母ちゃんのむぎゅむぎゅの刑で苦しむお遊びは〜〜

生後１０日のペンちゃんのひそかなお気に入りやったりするのどした〜〜。

「うう〜〜。苦しい〜〜。やられる〜〜♪」

おやつでホカホカ

「ん〜〜。苦しい〜〜。むしゃむしゃ・・・ふふ。ふふ。」


お寒いのがお得意なペンちゃんも〜〜

お母ちゃんのご用意してくれた

ホカホカのおやつとあたたかいむぎゅむぎゅだっこは〜〜

なんとも言えず気持ちよかったりして〜〜。

「ペンちゃん、雪のお庭でお遊びした後は〜〜おなかへったでしょ！

おかわりまだまだあるからね！ホットチョコレートのおかわりもいかが〜？ほほほ！」


「ふふ！うん。うん。お母ちゃん。もうちょっと『むぎゅ〜〜』して。ふふ！」

「はいはい。『むぎゅ〜〜〜』。ほほほ！」

「うう〜〜。苦しい〜〜。ふぎゃ〜〜！・・・・むしゃむしゃ・・・」

すっかりホカホカしたので

すっかりホカホカして〜〜

おやつもいただきながら落ち着いた頃ペンちゃんが・・・



「あ〜〜。むぎゅむぎゅが苦しかった〜〜。ふふ！ふふ！」

あのね、お母ちゃん。

ボク、もうちょびっとお庭に行ってくるね！

またお母ちゃんはお家で待っとってね！

ね！ね！



・・・・とか言うたりして！

お庭の奥には来ずに

「それでね、お母ちゃんは〜〜ペンちゃんがお庭に行ってる間に・・・」


また他のおやつとか〜〜ぬくぬく晩ごはんとか〜〜

ホカホカのお風呂のご準備とか〜〜

いっぱいやっとってね！

またちょこちょこもどってきて「むぎゅ〜〜」してもらうから〜〜。

あ、それとね〜〜

お母ちゃんはペンちゃんのことご心配してお庭の奥のほうに〜〜

来たらイカンのよ〜〜！

あそこは特にお寒いからね！ね！

ペンちゃんがちらっと消えても〜〜

お窓からみえる場所に

すぐにもどってくるからね！ね！

おねがいね〜〜。








「んまああああ！！！！なんとまあ！！！」


ふ、再び！　おヒナ一人の身で行く気やね！！？？？

なんとまあ！！！

グルグルの刑も！

「・・・ということで〜〜お母ちゃん、よろしくね〜〜。」


といってスタスタとお部屋をでていこうとするペンちゃんに


「これ〜〜！おまち！ただでは行かすものか！これを巻いてやる〜〜！

ほれ〜〜〜。グルグルの刑じゃ！ぐるぐるぐるぐる〜〜〜〜！！！」


お母ちゃんがせめて、と

むりやりペンちゃんのかわいい首元にマフラーを

まきつけたのどした〜〜。


「う！うぎゃ〜〜〜！！またやられる〜〜〜！！！ひ〜〜！あれ〜〜！！」


またしても　この刑でうしろからひっぱられてもがきまくるのが・・・


ちょびっと楽しいペンちゃんなのどした〜〜。

青いマフラーで飛び出して

お母ちゃんに無理やり青いマフラーを

ぐるぐるされたペンちゃんは

こうしてまたしてもなぜか　お庭の奥のほうへと〜〜


走って消えていったのどした〜〜。


「らんら　らんら　らんら　ら〜〜ん♪」







「う〜〜ん。ペンちゃんめ！！」


これは〜〜

とことん、何かたくらんどるわね！


ほほほほ！！　かわいらしいこと！

お姿はちらり、と

そしてペンちゃんは

またお庭の奥のほうへといってしまい

お母ちゃんが見つめるお庭の近くの窓辺からは

完全にお姿を消し・・・

しばらく

しばらくすると






「ばあっ！！お母ちゃん！ばあ！！」

とか言って

ちらりとお姿を見せにもどってくるのでした。







「ほほほ。もう！やっぱりここの窓辺から目がはなせんやないの！」


あら！また消えたわ！

あと2−3分したらまたもどってくるんやね！？

ほほほ！

忙しいこと！

何をしとるんやろねえ？？おヒナさんは〜〜

雪の日はお忙しいのね？？ほほほ。

おヒナのたくらみ♪

そう・・・

お庭の奥のほうで

お忙しくも　こっそりと

かわいいおヒナさんは

たしかに

なにかたくらんどるのどした！！


「ふふ！ふふふふふ！！」

行ったり来たりをくりかえし

おヒナのたくらみは〜

今日は結局明かされることはなく・・・

何度もお家とお庭の行ったり来たりをしまくったペンちゃんは

お家の中にもどるたびに

お母ちゃんにぬくぬくだっこをしてもらい

甘えまくるのどした〜〜。

「えいえい！お母ちゃんにひえひえペンちゃんをくっつけまくりの仕返しの刑やからね！」

「あれ〜〜〜！つめたい！かんにんして〜〜！ほほほほ！！！」

「えいえい！すりすり！！」

「きゃ〜〜！お助け〜〜〜！ほほほ！！」


こうして本日のお庭遊びは終了させたペンちゃんなのどした〜〜。

いつもより大きめたらいで

ペンちゃんのお体が

すっかりひえひえになってしまったのでは〜〜

と心配したお母ちゃんはすぐにあつあつの

たらい風呂のご準備したのどした〜〜。

今日はどっぷり肩まであつあつのお湯につかりきるように〜〜

いつもより大き目のたらい風呂で〜〜

アワアワ石鹸も激しく泡立ちまくりだったとか。

「ペンちゃん！今日はいつもより長めにお湯につかってやなイカンよ！」

「ふわ〜〜。わかっとるよ〜〜！きゃ！あわあわがお顔にも〜〜。きゃ〜〜！」

「ほほほ！ペンちゃん、もっとあつあつのお湯、足してあげるね！ほれ〜〜！」

「ぎゃ〜〜！！」

晩ごはんもおひざであつあつ♪

大きめたらいのお風呂でホカホカしたあとは〜〜

晩ごはんはまたしてもホカホカのあつあつのものがご用意されとったりして〜〜。

「ああ！湯どうふやないの〜〜！ボク、おとうふよりお肉、いっぱい食べるもんね！」

「ほほほ！お肉もおとうふもたくさん食べてね！」

ペンちゃん、あつあつすぎて危ないから〜

お母ちゃんがおわんによそってあげるからね！

ふうふうして食べようね！

「うん！いっぱいよそってね！お母ちゃん！！」


お母ちゃんのおひざの上は〜小さなペンちゃんにちょうどここちいい

大きさとぬくぬくさなのどした〜〜。

「もっと肉、おなべに入れて！お母ちゃん！ふふ！！」

アイスクリームはなしで

あつあつの湯どうふなんぞをいただいたあとは〜〜

普段のペンちゃんなら

そのあとはアイスクリームなんぞのちょびっとすっきりヒエヒエ系の

おやつを最後にいただく・・・という感じやったのどすが・・・


「あら、ペンちゃん。もうおやすみ？？今日はお疲れやものね・・・ほほほ。」


「う〜〜ん。おなかいっぱい・・・むにゃむにゃ・・・」


お庭でナゾのお遊びを思う存分楽しんだ今日のペンちゃんは

お母ちゃんにだっこされたままで　

もうすっかりおねむちゃんウェーブにおそわれまくりだったとか。


「よしよし。ねんね〜〜。ねんね〜〜。

赤ちゃんはお母ちゃんの腕の中でゆっくりおねんねだね〜〜♪」


「・・・・むにゃ・・・・」

赤ちゃん用羽毛布団で

お母ちゃんはだっこですやすやするペンちゃんを

そっとかわいいベッドのお部屋につれていってくれたのどした〜。

「おやすみ　ペンちゃん。今日もとってもお健やかでかわいいええ子でした。

ゆっくり　ゆっくり　おねんねしてね。」







今夜のペンちゃんのベッドは

またしてもいつも以上にぬくぬく仕様の羽毛布団だったとか。

静かで暖かなお部屋には

かわいらしいペンちゃんの寝息がすやすやと聞こえるのでした。

さっそく窓のお外を

そして

あっという間に朝がやってきて・・・

ぐっすりおねんねしたペンちゃんは

激しく快適におめざめしたのどした〜〜。


「むくっ！！」







「うむ！今日も降っとる！ふふ！ふふ！」

お母ちゃんにお目覚めの「ぴぴ〜〜〜♪」の合図すら忘れて

さっそくお外の様子をチェックしまくったりして〜。

今日もはり切ってお庭に向かう気まんまんのペンちゃんなのどした〜〜。

ボリュームアップしとる！

そしてなんと、

朝ごはんをいただく前に〜〜

お庭に飛び出していこうとしたペンちゃんに

やはりお母ちゃんのお手手が容赦なく阻止しにかかってきたのどした〜。

「これ〜〜！！お待ち〜〜！！朝ごはんも食べずに！！

ほれ〜〜このマフラーを巻きまくってやるわい！」


「ああ〜〜〜！苦し〜〜〜♪ひ〜〜！！」

きのうよりさらにボリュームアップしたフカフカのマフラーをぐるんぐるんされた

ペンちゃんであった〜〜。

「朝ごはんのご用意ができたらすぐにお家にもどりなさいよ！ペンちゃん！」

「ふぎ〜〜！！わかっとるよ！ひ〜〜〜♪」

お母ちゃんも忙しく

フカフカマフラーをぐるんぐるんされたペンちゃんは

「お母ちゃ〜〜ん！朝ごはんができたら〜〜すぐに呼んでね〜〜！

コーンスープも〜〜つけてね〜〜！！」


とか朝ごはんのご注文をさけびながら〜

またしてもお庭の奥にきえていったのでした〜〜。





「はい。はい。すぐにご準備にかかりますよ！できましたらお呼びいたしますわよ！」

う〜〜ん。

今日もなんだか〜

ペンちゃんから目が離せんお忙しい一日になりそうねえ。

ほほほ。

こたつで朝ごはん

そして

予告どおりペンちゃんはちゃんと朝ごはんのご準備ができたら

しっかりお家にもどってきたりして。


「う〜ん。今日は朝ごはんの前に一仕事したよってに〜〜激しくおなかがすいとるのよね〜〜。ふふ！」

「ペンちゃん、コーンスープとホットドッグのおかわり、たくさんご用意しとるからね！」

「うん。お母ちゃん、ハムエッグのおかわりは？？」

「ほほほ！もちろんご用意しとりますわよ！」

赤ちゃんこたつのテーブルにびっしり並ぶお料理に〜

激しくご機嫌なペンちゃんなのであった〜〜。

手袋まで！おくつまで！

朝ごはんを終えた後、再びお庭へ向かおうとしていたペンちゃんに

今度はお母ちゃんが

マフラーによく合うお色の手袋、それにおくつまで〜

ささっと出してきては装着させてきたとか。

「ふぎゃ〜〜〜！また！増えた〜〜〜！！」


雪はきのうよりもはるかに小降りになっていて

お寒さもきのうよりかなり和らいどるはずなのどすが・・・

一人おヒナ息子がひたすらにかわいいお母ちゃんは

前々からひそかに隠し持っていた

赤ちゃん用ぬくぬくアイテムをどんどんだしてくるのどした〜〜。

編み物でもしながら

トータルコーディネイトされたぬくぬくファッションで

相変わらずお庭の奥に消えたとおもったら

お窓の近くにちょこちょこと

もどって来たりするペンちゃんの手袋には〜〜

雪がふんわりとついていたりして・・・


「らんら　らんら　らんらら〜〜ん♪　ふんふふんふんふ〜〜ん♪」







お母ちゃんはもうおやつのご準備のわずかなあいだぐらいしか

ペンちゃんが見える窓辺を離れることもないので・・・

ゆっくり落ち着いて編み物なんぞをしながら〜〜

ちょこちょことお庭を歩く我が息子を見守ったりして。


「あら。マフラー、やっぱりちょっとぐるぐるしすぎたかしら〜〜？ほほほ！」

キャンディーの瓶が・・・

そして〜〜本日の何度目かのおやつタイムのとき・・・

「ん！あの大玉キャンディー・・・」

「ん〜？どないした〜ん？ペンちゃん。あのキャンディー、食べる？？」


「・・・ぴぴ・・・」

「瓶も、かわいいでしょ〜？気に入った？ほほほ。」


「・・・ぴぴ・・・う〜〜〜ん。・・・」


大玉キャンディーの瓶をみつめて考え込むペンちゃんなのであった〜。