つぼみは無事よね？

・・・・くるっ・・・・


「ボクの朝顔さん・・・・」


よかった・・・ここなら・・・


雨にも打たれず朝までゆっくりできるよね・・・


つぼみの子は・・・無事よね！








「・・・・・ペンちゃん・・・・・」


うん・・・

ありがとうね・・・

ペンちゃんがやさしいのは

よかった。よかった。

ボクのお母ちゃんが〜〜

ここまで運んでくれたんよ！

お母ちゃんは優しいから・・・






うん・・

ボクは・・・お外で咲くお花やから・・・雨の日は雨の日で・・・

これで仕方ないって思ってたんやけど・・・

ペンちゃんのお母ちゃんもボクが今年最後のお花やから〜〜ペンちゃんにみせてあげたいって思って
くれたんやね・・・

ペンちゃんがボクたちお花にもとってもやさしくしてくれるええ子なのは・・・

ペンちゃんがいつもいつも　やさしくお育てしてもらってるから　なんやね。







うん・・・

そう・・・　そうかもね。

うんうん。そうかもよ。

ボクは・・・すご〜くお母ちゃんにかわいがってもらってるから〜

ボクも　やさしい　お気持ちに　なるんよね。


ふふ！

そうなんよ・・・ボクはお幸せなおヒナさんやから〜〜・・・なんよね！


　

お母ちゃんがもどって

・・・・そして　　数分後・・・・


「おまたせ！ペンちゃん！お母ちゃんがもどってきたよ！」



　　くるっ！


「ああ！おかえり、お母ちゃん！待っとったよ〜〜！」



ん？

よいしょ よいしょ

「あ〜〜。おまたせ。ペンちゃん。ええ子ちゃんで待っとったんやね。よいしょ。よいしょ・・・」



「ん〜〜？」

ぬくぬくパジャマになって

「ん〜〜？お母ちゃん・・・」


さっきよりすんごいぬくぬくのパジャマになっとる〜〜。

ホカホカしてきたんやね！？

おイスも〜〜ぬくぬくブランケットとかも〜〜

お荷物いっぱい・・・



どないした〜〜ん？

今日だけテラスで

「ペンちゃん。もう・・・あと何時間かで朝になってしまうから・・・」


今夜はお母ちゃんがおイスに座って朝までペンちゃんをだっこしててあげるから〜〜


今から一緒にテラスでおねんねしようか！


お母ちゃんもペンちゃんも　ぬくぬくブランケットであったか〜くしてね！


で、朝顔さんがちょうど開く頃にお母ちゃんが起こしてあげるね。


ええね。今日だけ特別やよ！

もう・・これからお寒くなるから〜〜こんなことしたらおカゼひくからね！ね！ええね？










「え！！！」



え〜〜〜〜〜！！！

そんな企画が！

「きゃ〜〜〜〜〜〜！！」

そんなすんごい企画が！


ぎゃ〜〜〜〜〜！

これこれ。ちょんちょん。

「あ〜〜〜。これこれ♪　ペンちゃん、し〜〜っ。し〜〜〜っ。」

まだ夜中やからね〜〜

ペンちゃんがかわいいお声で叫んでたらご近所さんがびっくりしておめざめしてしまうやないの〜〜。

ほほほ。

ちょんちょん。


「あっ。あっ。そうか〜〜〜ふふ！ふふ！」

ちょんちょん。


ふふふ！

ほほほ！

ご準備早く！

こうして

お母ちゃんのご提案によりペンちゃんははじめてお外のテラスで朝までおねんねすることになったのどした。



「お母ちゃん、早く！早く！だっこ！だっこ〜〜〜！」

はやくおねんねしたい〜〜！

ふふ！ふふ！


「はいはい。すぐにおねんねしないと、起きれないよね。」


「そう。そう！ふふ！ふふ！」

ホカホカしとるね〜〜♪

「はい、ペンちゃん。ホカホカのくるんくるんで〜お母ちゃんの赤ちゃんだっこでおねんねしてくださいよ〜〜。」


「んあ〜〜〜。ホカホカしとる〜〜。」


ほほほ！
お母ちゃんもペンちゃんがあったかいから〜〜ぬくぬくやわ〜〜。

これやったらふたりともおカゼひかへんよね〜〜。


「ペンちゃん、おしゃべりしてんと、お早くおねんねせなイカンよ。すぐに朝になってしまうよ。」


「う〜〜〜ん。わかっとるよ〜〜。ふふ！ふふ！ホカホカ〜〜♪」