幻探しの努力なんぞ

ぬぬ〜〜。

幻探しのお話は一段落したんやけど〜〜
まあ、ペンちゃんはいつでも幻探しの努力は激しく続けとるっていうお姿を〜〜
今日はご紹介しとこうと思うんよね〜〜。

ボク、お母ちゃんとよくスーパーとかにもお買い物にお出かけするんやけど〜〜
常にふたご玉子との再会を夢見て　一番大きいサイズのたまごを買ってもらっとるんどすよね！

それで〜〜
お家に持って帰ってからふたご玉子らしき子がひそんどらんか・・・
おヒナのするどい勘でチェックしまくってるのよね〜〜

でも〜〜
これが〜〜
おらんのよね〜〜。

ぴぴぴぴ・・・・
みなさんも一緒におさがし、お願いね！　しかし〜〜ふたごはなかなかおらんどす〜〜。

ぴぴぴぴ・・・・う〜〜〜ん。

お手伝いはすすんでね！

う〜〜ん。

こないだお洗濯物をパタパタ〜〜ってするお手伝いをしとるお姿をお見せしたペンちゃんやったんどすが〜〜
今日もすごい頑張ってお手伝いをしとるペンちゃんのお姿、ご紹介しとくどす〜〜。

実はこのごろ、このお手伝い、けっこう気にいってたりするんよね〜〜。

お洗濯物が積み上がったら
その上に｢ドカッ、フゴ〜〜　フワ〜〜〜ン｣ってするのが〜〜楽しいんよね〜〜♪

ああ〜〜ボク、お手伝い好きなええ子やわ〜〜〜

・・・・すや〜〜〜〜〜・・・・

(ぬぬぬ・・・ああ〜〜〜おねむちゃんウェーブが・・・・ふわ〜〜〜・・・）

お運びにぴったりやわ！

んあ〜〜！
見て〜〜見て〜〜〜。この｢赤ちゃんガラガラカート｣！

実はもんのすごいええ子のペンちゃんはなんとお洗濯物をパタパタたたんだ後とかに〜〜
おとなりのお部屋とかにもっていくお手伝いを自らすすんでするような時もあるんよね！

で、ね、
この5メートルくらいの距離は〜〜か弱いおヒナさんにはお洗濯物のタオルとかが〜〜
重すぎるっていうことで〜〜この赤ちゃんガラガラカートを利用しとるんよね〜〜！
ちなみに〜〜いつもこのカートで廊下を歩くときは〜〜｢ガラガラガラガラ〜〜♪｣って
お歌を歌っとるんよ！

そしたら〜〜
お母ちゃんがいつも｢ペンちゃんはかわいい上によくお手伝いするええ子やから〜〜おだちんをさしあげやなイカンわね〜〜♪｣って言うて〜〜
カートの空いてるところにクッキーとか〜〜かわいいキャンディとかを〜〜ちょこんとのせてくれるんよね〜♪

ということもあって〜〜
このカート、最近のボクのお気に入りなんよね〜〜。またちがうお色のんとかも〜〜
お母ちゃんにお願いして買ってもらおうかな〜〜って思ったりしとるペンちゃんなのどした〜〜♪

お忙しい時期に

んあ〜〜。

今日も朝のおやつが豪華な恵まれたおヒナさんのペンちゃんどす。
大きめのプリンに〜〜生クリームが入りまくったロールケーキは
ゆっくりいただきたいお気に入りのメニューなんよね〜〜。

でも〜〜
そろそろ朝のおやつは〜〜お庭でいただきたい季節なんよね〜〜。
お母ちゃんにご相談せなイカンわ〜〜。

もう・・・色々とお忙しい季節が〜〜やってきとるし〜〜。ぴぴぴぴぴ・・・・

食べ終わったらすぐに

さて・・・と・・・

朝のおやつもしっかり頂いたし〜〜
ちょこっと・・・お庭のほうに、ね〜〜〜。

お母ちゃんも〜〜おやつの後はボクが庭のほうに出て行ったって
わかってるやろし〜〜。


｢う〜〜ん。みどりが生い茂りだしとるわ〜〜。｣

とか言いながら
そそくさとお庭に向かう涼しげな後姿のペンちゃんなのであった〜〜。

お庭の向こうには

う〜〜ん。
今日もなかなかええお天気でよかった〜〜。

実は

実は・・・

もう・・・

今年もいよいよ

実は・・・

実は、





今年も、
　

始まっとるんどす！　朝顔さん育て！！


｢ペンちゃ〜〜ん！また来たよ〜〜！！ペンちゃ〜〜〜ん！！｣



｢おかえり！おかえり！ふたばさんたち！！｣



おかえり！ボクの朝顔さんたち！！

知っとるよ〜〜♪

今年も・・・

今年もボクの朝顔さんたちが〜〜
かわいいお姿で帰って来た！！

お約束どおり、今年もペンちゃんがみんなをすっごいきれいなお花の姿にしてみせるからね！

｢ふふ！朝顔さんのふたばのみなさ〜〜ん。今年もみなさんのお世話をご担当するペンちゃんです！｣

｢きゃ！ペンちゃん、知っるよ〜〜〜！！もちろん知っとるよ〜〜！！今年もよろしくね〜〜！！｣


長い冬のお休みから帰って来た朝顔さんたちとの再会は・・・

小さなふたばのみなさんと小さなペンちゃんとのこんなごあいさつからはじまるのどした〜。



　

大量の収穫で

思い起こせば・・・

前の秋の終わりには朝顔さんたちの種の子たちの収穫で〜〜
ペンちゃんはおお忙しやったんどす。

お手伝いのお母ちゃんも大量収穫の喜びで震えながらお歌を歌っとったんよね〜〜。ららら〜〜♪

｢ペンちゃ〜〜ん。来年の春もえらいことになるね・・・ほほほほ・・・｣

｢うん。そうよね〜〜。せっせ。せっせ。ららら〜〜〜♪｣

｢ほほほほ・・・せっせ。せっせ。よいしょ・・・　ららら〜〜♪｣

まあ・・・これがペンちゃんガーデンの秋から冬の定番のお仕事のお姿なのどした〜〜。

種の件では心配ごとも・・・

しかし〜〜

前のお花の季節に奇跡的に登場した幻の新種｢ペンスケ三色｣については・・・

がんばっていくらか種の子たちをのこしてくれて〜〜
今年ももちろんいっぱいきれいなお花を咲かせるつもりなんやけど・・・

めずらしい朝顔さんということで・・・
あの｢フラワーセンターさきまくり｣のハゲの社長が・・・種を狙っているような・・・
そんな恐ろしい感じがあったんやけど・・・ぴぴぴぴ・・・・

べ・・・別に・・・
ペンちゃんの朝顔さんは・・・できるだけみんなに広めたいから・・・ええねんけど・・・

なんか・・・ぴぴぴ・・・

・・・・いまひとつ・・・あのハゲのおっちゃんが苦手なペンちゃんなのであった〜〜〜。

ふにゃふにゃふにゃ〜〜。

ご近所さんにもお願いして

そこで　お母ちゃんと色々お話して・・・
やっぱり今年もお家のお外のかべにポスターを貼って〜〜

｢朝顔さんの種、さしあげます｣っていうお知らせをみなさんに見てもらうことにしたんよ〜。

ペンちゃん家だけでなくペンスケ横丁のご近所のみなさんにもお願いして、かべに種のお配りの日をお知らせするポスターを貼ってもらったのどした〜〜。


もちろん、もらっていただく条件は

｢絶対にまびかないで全員をお育てしてくれること｣

｢愛情たっぷりのお世話をしてくれること｣

｢どんなお色のお花の子もまんべんなくかわいがってくれること｣

などなど・・・みなさんにお願いしたいことはいっぱい、いっぱいなんやけど・・・


きっと、ボクの朝顔さんを育てようと思ってくれる人は・・・どれも守ってくれるにちがいない、とペンちゃんはひそかに思っているのどした〜〜。

ちょびっと遠くのみなさんにも

それに〜〜

ペンスケ横丁を通りがかったみなさんのほかにも〜〜
この｢ペンちゃんの朝顔さんの種のおすそわけ｣イベントを、
もうちょこっと離れたところに住んではるお方たちにも知ってもらいたいから・・・

お母ちゃんに｢町の新聞｣をつくってはる事務所にお電話をしてもらって〜〜
ペンちゃんのこのイベントをご紹介してもらえるように頼んでもらったのどした〜〜。きゃ！

ん〜〜〜。
ボクは｢お花の街角コンテスト｣で2回も優勝しとる町の有名おヒナさんやから〜〜
こういう新聞のお方にもお顔がきくんよね〜〜♪ららら〜〜♪

｢ええ、ええ。そうですの。単にうちの息子のファンの方というだけではなくて〜〜ちゃんと愛情をこめてお育てしてくださる方にね、集まっていただきたいんですの。ほほほ｣


とかなんとか・・・お母ちゃんもなんだかご機嫌やったりして・・・

｢ペンスケ三色の種？ええ・・・おすそわけする種の子たちの中に含まれていますわ。ええ、ええ。もちろん、間引くのはダメってことで。｣

優しいみなさんのお家で

ポスターや新聞でのイベントお知らせなんぞをすませた後は〜〜

ペンちゃんはさっそく去年の秋に収穫した種の子たちを
かわいい袋にせっせとお分けしはじめたのどした〜〜。

ペンちゃんの種の収穫方法は・・・どのお色のお花の子も分けずに
ぜ〜〜んぶ一緒に大事に春までおいとくので・・・

次の春にまたやってくるふたばの子が〜〜夏になったらどんなお色のお花になるのかわからずにお育てするのどした〜〜。

｢これがまたドキドキでええのよね〜〜♪｣

もちろん、みなさんにお渡しする種たちには・・・ペンスケ三色もきっとどこかの袋に入っていて

そして紫の子もピンクの子も・・・ちょっとフワフワな花びらになってる赤と白のまんだらの子とかも・・・ひそかに混ざりこんでお花の姿をめざすのどした〜〜。

｢せっせ。せっせ。いっぱい、ご準備せなイカンよね〜〜。せっせ。せっせ♪　みんな、優しい人たちのお家で〜〜かわいがってもらって〜〜夏にはお花の姿になるんよね！せっせ。せっせ。｣

たくさんできたねえ。

｢ペンちゃん、すごいねえ！ご準備、すご〜〜くすすんでるやないの！｣

｢うん！ボク、がんばっとる！せっせ　せっせ　しとるんよ！｣


お母ちゃんも袋に種の子たちを入れていくお手伝いは・・・ホントはできるんだけど・・・

やっぱり、ペンちゃんが自分でお育てした朝顔さんの種の子たちだから・・・
ペンちゃんが自分で袋に分けて入れたものを〜〜

みなさんはきっとほしがって来てくれるんとちゃうやろか〜？？・・・・なんて思ったりして。

｢ほほほ！じゃ、お母ちゃんはがんばってるペンちゃんにミルクティとプリンのおやつでもお持ちいたしましょうかねえ。｣


｢うん！あ、プリンには生クリーム、ウニョウニョってのせてね！｣

みんな気づいてくれてるやろか？

｢お母ちゃ〜〜ん。いよいよ種の子たちのおすそわけイベントの日が近づいとるけど〜〜｣

ちゃんとみんなポスターに気づいてくれてはるやろか〜〜？？

町の新聞も〜〜みんな読んではるやろか〜〜？

ど、どれくらいのお方が〜〜もらいにきてくれはるやろか〜〜？

きゃ〜〜！！ドキドキするねえ！






ほほほ！！そうよね〜〜もうすぐやねえ！！


きっと、おすそわけご希望の方、たくさん来てくれはるよ！

ペンちゃんが一生懸命お育てしたすっごくきれいな朝顔さんの種やし、
せっせ　せっせ　ってお分けするご用意も自分でしてくれたんやもんね！

ペンちゃんの朝顔さんの種、ほしいな〜〜って、みんな思ってはるんとちゃうかな〜〜？

ふふ！でも〜〜なんか〜〜お母ちゃんもドキドキするねえ！

今はそっくりなのに

いよいよ明日は種の子たちのおすそわけの日・・・

ペンちゃんは晩ごはんをいただいた後、
フカフカクッションのおいてあるソファーでくつろぎながら〜
改めて朝顔さんの種の子たちをじっくりながめたりして・・・


｢ん〜〜。朝顔さんの種の子たちって・・・｣

みんなくろっぽかったり、茶色っぽかったり〜〜なんか〜〜すっごいどの子もそっくりなんよね〜。

この子たちがお花になったら赤いのとか〜〜ピンクのとか〜〜もっといっぱいお色が混ざってる子とか〜〜みんな全然ちがったお花になるんやから〜〜〜

なんか・・・不思議よね〜〜。

なんでやろか〜〜？？ん〜〜種の子の時はワザとみんなでそっくりさんになったりしてからに・・・

ん〜〜。不思議よね〜〜〜。


春にはそっくりに見える種の子たちが見事にいつかそれぞれ違うお花を咲かせることが・・・
いつになっても　何度くりかえされても　
ナゼだか不思議で・・・それが・・・・なんだかとっても楽しく思える生後10日の幼いペンちゃんなのどした。

チラッと見たりして

いよいよ種の子たちのおすそわけイベントの朝

ご希望のみなさんに集まっていただく場所はもちろん
｢ペンスケ屋敷前｣ってことになっとるので〜〜〜

ペンちゃんとお母ちゃんは　かくれながらも〜お家の門の外をちらっと覗き込んだりして。


｢ぴ・・・ぴぴ・・もう・・・だれか〜来てくれたはるやろか？？ドキドキドキドキドキ・・・｣

お家のまえには

｢あ・・・・・｣








いっぱい　来てくれとる！！

興奮で気が動転したりして

｢ぎゃ！ぎゃ！お母ちゃん！いっぱい並んでくれとるよ！｣


｢ひゃ！すごいね！ペンちゃん！種の子たちの袋、たくさんご用意しといてよかったよね〜〜！！｣


壁にかくれてペンちゃんとお母ちゃんはちっこいお声で喜びをかみ締めたりして〜〜。

なんでちっこいお声でかくれとるかというと・・・

実はすでに町の新聞の記事でもみなさんにお伝えしておいたのどすが・・・

今日の｢手渡しイベント｣にはペンスケ王子は〜〜セキュリティの問題により登場しないのどす・・・となっておるのどした〜〜。

それは・・・まあ・・・
ご近所さんなんぞはペンちゃんのお姿をよく目撃してはるのどすが〜〜
町のみなさんでも不運なことに〜〜まだ一度もペンちゃんの実物を見たことがない・・・というお方なんぞもおったりして・・・

そういうお方が直接かわいらしいペンちゃんから種の袋を手渡されたりすると〜〜
興奮のあまり気が動転して思わずペンちゃんを抱っこして走り去ってしまう・・・などの暴挙に
はしってしまうやもしれんので〜〜

｢当日は運がよければペンスケ王子にお目にかかれるチャンスもあります｣という事になっとるのどした〜〜♪


・・・・世界一かわいいと・・・いろいろたいへんなこともあるのどした〜〜♪

息子が自分でご用意を

と・・・いうことでいよいよ種の子たちの手渡しイベントが〜〜
お母ちゃんを窓口に開始させたのどした〜〜。


｢来てくださってありがとうございます。全て息子が育てたお花の子たちの種で〜〜もちろん息子がひとつひとつ袋におわけしたんですのよ！｣

｢んまあ！！ステキ！ペンスケさんがご自分で！大切に育てますわね！｣


｢ええ！けして間引かないで全ての種の子たちを〜お花にしてあげてくださいね！｣


｢もちろんですわ！｣


とかなんとか・・・

お母ちゃんはお一人お一人にこんなお話をしながら〜〜一袋ずつ、種の子たちをやさしいお気持ちいっぱいのみなさんに〜お渡ししていったのどした〜。






ペンちゃんはお母ちゃんのすぐそばの壁の裏で〜〜

こんなお母ちゃんとみなさんのお声を聞きながら〜〜ひそかにニコニコしとったのどした。


｢よかった・・・来てくれたみなさん・・・やっぱり、とってもいいお方ばっかりやないの！ふふ！｣


ボクの朝顔さんたち・・・今年も、また・・・全員がかわいがってもらって育っていけるんやね！