2009年03月01日

ついに「出勤」やわ〜〜

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は〜〜。
ちょっとたっぷりめにおねむちゃんしたボクはかる〜くご夕食なんぞも頂いて・・・ちょっとお空が薄暗〜〜くなったころ、
お母ちゃんに抱っこされてついに「占いのお店」を開く場所にお出かけしたんど〜す!

お母ちゃんは
「こういう占いのお店は目立んように地味〜にちっこ〜い、さりげな〜い感じにせなアカンのよ〜。それと“いらしゃいませ〜”とか言うてお客さんを呼び込んだらアカンのよ〜。黙ってお店番するのよ〜。」
とか・・・
色々と出店の心得をボクにご説明しながら歩いていたんやけど〜〜
ひたすらお母ちゃんからのご注意事項に「は〜い」とお返事するペンちゃんであった〜〜

・・・・
むむむ・・・
お母ちゃんはどうやら占いのお店に一人もお客さんが来ない方がええと思ってる感じどすが・・ぴぴぴ・・・

それと〜お母ちゃんはピンクのブランケットを着てるけど〜その下のお洋服はめずらしく黒っぽい感じのを着てるわ〜。
ぴぴぴ??お母ちゃんまで地味にするんやろか〜〜???

ふふ!とにかくいよいよボクの「占いのお店」開店が近づいてきとるわ〜〜!!きゃ〜〜!!
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2009年03月02日

まあ!手回しバッチリどす!

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お家から出発して10分くらい歩いたところでお母ちゃんが時々お買い物するコンビニに着いたんどすが・・・
なんと!ここのお店の前の通りのちょこっとしたスペースをかりて「占いのお店」を開けるようにお母ちゃんがお昼間にお電話してくれとったらしいんどす!

この辺はよっぱらいのお方やすさんだお方はあんまり通らん安全なエリアなんやて〜〜。ぴぴぴ・・

なんでも、ここのコンビニの経営者のお方はお母ちゃんのお知り合いやねんて〜。「どうしてもうちの息子が〜〜」って言うてご説明したら快くOKしてくれはったんやて〜。きゃ!

お店の前に着いたらバイトのお姉さんが待っててくれてボクにかしてくれるためのちっこいテーブルやらイスやらをご用意してくれとったわ〜〜。
まあ!なんとまあ!ふふ〜〜。

(今日はボクがどこにおるか探せた??みなさん・・しかもさり気にバイトのお姉さん、ボクのこと見て、かわい〜って褒めとるやん。きゃ!きゃ!くくく・・・無理もないどす・・)
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2009年03月03日

お母ちゃん!何してるん??

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よいしょ、よいしょ、お忙しいわ〜〜。
おかりしたテーブルに白いテーブルクロスを敷いてお店らしくせなアカンわ〜〜〜ってボクが自分でせっせとご準備をはじめてたら・・・・

ギャ、ギャ〜〜〜〜!!!!!
お母ちゃん!!!
何なん??その怪しいお姿!!!ひっ!!

「ペンちゃん!こういう占いのちっこいお店は一人でお店番することになってるんやけど〜お母ちゃん、心配やから黒い服着てすぐ横の闇の中に他の人からは見えないように潜んどくから〜。わかった〜?」やって・・・

今日、ご準備してここに持ってきていたお荷物のほとんどは実はこのお母ちゃんの「アラビア風の黒い衣装(顔のベール付き)」やったりして〜?ぴぴぴ・・・
さ、さすがお母ちゃんどす・・・ぴぴ〜〜〜!!!
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2009年03月04日

ようやく・・・開店!!

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そして、そして 結局、ちっこいテーブルと「手相」っていうちっこいちょうちんみたいな明かりだけのペンちゃんの占いのお店がようやく開店したのどす。ぴぴぴ・・・
お客さんのほうからは見えてへんけどボクのおひざにはここに来るときにお母ちゃんが着ていたピンクのストールがかけられていて、テーブルの下にはコンビニのお方がご用意してくれてはったちっこいハロゲンヒーターも置いてもらった。

ハロゲンヒーターの明かりとペンちゃん自らの放つキラキラオーラとが重なってちっこいお店はフワ〜ンとライトアップされたりなんかして・・

お母ちゃんはすぐ後ろの暗闇の中にくろ〜いベールの衣装でかくれながらお見守りしてくれるらしいねんけど・・・「ペンちゃん、もししばらくお時間がたってもお客さんが来なかったらお家にかえろうね。占いのお店はお客さんが来ない日もあるんよ〜。それでもええよね。」ってチョビット笑っとった。

ボクはお約束どおり「いらっしゃいませ〜〜」とかお客さんの呼び込みはせんとだまって「ボクのお店」で輝いとくことにしたんどす。
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2009年03月05日

あら、こっちに誰か・・・

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ようやく開店までこぎつけたんやけど・・・ちょうどこの時間はこのお店のある通りには歩いてるお方もいてなくて・・・なんかお母ちゃんのお望みどおり、一人もお客さんが来ないかもしれん・・・っていうくらい静かやったんどす・・
ボクは開店して1-2分くらい 黙ってじっと座っとった。(お母ちゃんも黙ってボクを見守りながら闇の中に潜んどった。)

と、そこに向こうの方からなんかグタグタにしおれたおっさんが・・・むむむ・・・なんか・・・背中の脱力具合といい、いかにもボクの「お幸せへのお導き」の必要がありそうなおっさんで・・・

思わず「いらっしゃいませ〜」っていうてしまいそうになったペンちゃんであった〜〜〜。
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2009年03月06日

は!!こ、この輝きは・・・??

・・・・・・・ん?
こ、この輝いている子は・・・・・一体・・・・・??

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   ・・・・・・・・・・・・・

このたまたま通りかかったグタグタのおっさんに「お導きオーラ」を無言で放ちまくるペンちゃんであった・・・






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2009年03月07日

ひ・・引き込まれる・・・

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「       み・・みちびき・・・??」
        はわわわわわ・・・・・・・・

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   ・・・寄っていかれませんか??・・・・
にや〜〜と満面の笑みでおっさんの魂にこうささやきかけるペンちゃんであった〜〜〜。
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2009年03月08日

引き込んだし!!

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「お願いします!!」

思わず・・思わずペンちゃんに吸い込まれてしまった通りすがりのグタグタのおっさん。

お母ちゃんもこんなに早くお客さんを呼び込んだペンちゃんの激烈な輝きのお導きオーラに思わず暗闇に隠れながらも「やはり・・・うちの息子・・・ただものでは・・・」と震えあがってたりして・・・

こうしていきなり開店後、通りかかった一人目のおっさんを見事にお客として引き込んだペンちゃんであった〜〜。ぴぴぴ・・
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2009年03月09日

どれどれ、さっそく

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さて、いかにもお手手のシワのチェックでもしてお幸せな世界へ導いてやらねばらならん感じのおっさん。

さっそくペンちゃんがおっさんのお手手をのぞきこもうとしたんどすが・・・・

「うっ!!」

こ・・・これは・・・
思わず震え上がって眉間にシワのよるペンちゃんであった!!

(ついでにそれを見て一緒に震え上がるおっさんと闇にひそむお母ちゃんであった〜)
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2009年03月10日

はう!こ、これは!!

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「な・・・なんと まあ!!あ、あなた!このままではえらいことになりますよ!!」

ますます震え上がるペンちゃんであった〜!!
ぴ・・・ぴぴぴ・・・
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2009年03月11日

申し上げにくい事どすが・・・

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うううう・・・しょ、正直に申し上げますが・・・・

あ・・・あなた、このごろご家族や周りのみなさんに話しかけたら急にイヤな顔をされたり・・・会社でも上司に避けられ出世も望めず〜〜お食事も進まず顔色も激悪で〜〜そのためにお気持ちもすさみ気味ですね!!そうですね!!


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は〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
当たっとるし!!
そのとおりやし!!
なんでまた!?なんで一瞬でそこまで!!?なんでまた〜〜!!

手相屋さんなのに手相を見るまでもなく預言者ペンスケ先生のお言葉はまたしても的中だったりして・・・



(この真相は・・・・ぴぴぴ・・お楽しみに? きゃ!)


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2009年03月12日

じ、実はあなたは

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ううう・・・じ、実は・・・はあはあ・・

あ、あなた・・・
恐ろしく・・・くちが臭いですが・・・
おそらく歯周病ですよ・・・
そ、それでみなさん、たえられずにあなたから遠のいてらっしゃるんでしょう・・・
お食事が進まないのも〜会社の上司があなたをさけているのも・・・全てはそれが原因でしょう・・・うううう
そ、それを・・・今まで知らずにここまで来たんですね・・・
はあはあ・・

(と、いいながらササッと防臭用マスクをかけた預言者ペンスケ先生・・・そして闇の中に潜んでお見守りしていたお母ちゃんは我が息子の激烈に正直なご意見に手足まで震え上がってしまってたりして・・・ぴぴぴ・・・)
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2009年03月13日

知らなかったんですね・・・

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し、知らんかった!知らんかったし〜〜!!
おかしいとは思っとったんやけど自分ではわからんかったし!
言うてくれへんかったし!今まで誰もそのこと言うてくれへんかったし〜!!
それでみんなでワシのこと避けとったんですか!先生!!

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うう・・確かに・・・いいにくいことでしたのでワタクシも涙を飲んで思い切ってあなたのために申し上げました〜〜
ううう・・・でも、大丈夫ですよ。解決の道はありますから〜。
さ、さ、とにかく落ち着いて〜このマスクでおくちを覆っていただいて〜〜それからゆっくりお話でも・・・

はあはあ・・・ごほっ。



(なんと・・なんとまあ・・こないな激烈に言いにくい事を・・・涙ながらに正直に言うてあげた上に・・・くっさい息を抑えるためのびみょ〜に黄色がかったマスクまで差し出してあげる慈悲深い我が息子のお姿に・・・またしても闇の中でお母ちゃんは一人で震え上がっていたりして・・・・ぴぴぴ・・・しかしペンちゃんは単におっさんのおくちがあまりにも臭かったので震え上がっていたりして・・・???ううう・・・)


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2009年03月14日

大丈夫ですよ

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あなた・・・おくちのくっさいのさえなくなれば・・・きっと道は開けますよ〜
あしたすぐに歯医者に行って歯周病の治療をしてきてください。

わたくし生後10日なんですが〜こう見えても昔、ちょびっと苦労したんですよ〜〜。それでも今はお幸せにくらしてるんですよ〜
あなたも大丈夫ですからね〜
今日、ちょびっとショックを受けたかもしれませんが〜〜
あなたにも必ずお幸せな世界がまっていますからね〜〜〜
ううううう・・・


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先生!!
泣いてくれてるんですね!
うううう・・・・



(ペンちゃんはおっさんのために泣いてるのか臭いからビックリして涙がチョチョ切れているのかはわかないんどすが・・ぴぴぴ・・・とにかく、お幸せは必ずやってくるという事を涙で語る生後10日のペンちゃんであった〜〜〜)
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2009年03月15日

なんだか・・・希望が!

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「先生!  あしたさっそく歯医者に行って歯周病の治療を!
なんだか全てが上手くいくような気がしてきました!
人生に希望がもててきました! はははは〜〜〜!!」

「ふふ!
あなた、今、すでにすっかりお顔の色がよくなって見えていますよ〜!!あなたにもお幸せが〜もうそこまで来ているんですよ〜 〜〜!!ふふふふ〜〜!!」

手を取り合ってお幸せの到来を喜ぶペンちゃんとおっさんであった〜〜!! 
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2009年03月16日

いえいえ そんな〜

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「先生、お世話になりました。先生も生後10日の幼い身でいらしゃいますから〜あまり長居して疲れさせてはいけませんし〜そろそろおいとまいたします。もう、すっかり先生に導かれましたんで〜大丈夫ですよ。」

「ふふ!お幸せな方向にお導きできてよかったです。」

「先生。見ていただいたお代を・・・」

「いえいえ、いいんですよ。結局お手手はみていませんから〜
ふふ!」

「いえいえ〜そういうワケには〜。じゃ、ちょこっとお気持ちだけ置いていかせていただきますから〜ははは〜〜」

「いえいえ〜〜〜いいんですよ〜。ワタクシ、生後10日のおヒナさんなんで〜お母ちゃんからお小遣いもらってますから〜〜ふふふふ〜〜〜」

などとほほえましい会話をするペンちゃんとおっさん。
しかし・・・結局、お手手の相はちっとも見ないままにおっさんをすっかりお幸せモードにしたペンちゃんであった〜〜。
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2009年03月17日

ありがとう、ちっちゃい先生

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「では、生後10日のちっちゃい先生。本当にありがとうございました〜。導かれました〜。さよなら〜先生!おとなりで見守ってらっしゃる先生のお母さん、よい息子さんでお幸せですね〜〜。お2人ともお元気で〜!!」

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「ああ〜。結局お手手のシワはみてないんどすけど〜〜」
ペンちゃんが叫ぶとおっさんは

「大丈夫ですよ〜。私の手相はきっともうすっかりよくなってるはずですから〜ははは〜〜!!」

笑いながら立ち去っていったとか・・・ぴぴぴ・・
お母ちゃんは
「か、隠れていたつもりやったんやけど・・丸見えだったのね〜なんと・・・まあ・・」というて くすっ、って笑っとった。

グタグタやったおっさん・・すっかりお元気になって・・・
「おたっしゃで〜〜〜!!ぴぴ〜〜!!」



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2009年03月18日

あ、「お気持ち」が・・

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おっさんがすっかりお元気になって立ち去った後、テーブルを見てみると・・・

「あ、お母ちゃん、おっさんがお気持ちだけ、っていうて〜なんか置いていった〜〜〜」

なんと!
3万円!!

「ひ〜〜〜!!ペンちゃん、えらいこっちゃ!多すぎるわ〜!」

(ええんやろか・・・歯医者の治療費もかかるだろうに・・・ぴぴぴ・・)


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2009年03月19日

幸せあれ〜〜ぴぴ〜〜!!

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あんなにグタグタな姿で現れ、ニコニコ笑いながら3万円も置いていってしまったおっさん・・・

「ペンちゃん・・このお礼、多すぎるんよ〜。あのおっちゃん、ペンちゃんのおかげでよっぽどお幸せなご気分になったんやろね・・」

こうして・・・

お客さんお一人だけをお迎えしただけで激烈な「売り上げ」を計上してしまったペンちゃんの「ちっこい占いのお店」、これ以上儲かってしまうとえらいことになるんで・・これにて閉店することになったのどした。

「おっちゃ〜〜ん!お幸せにね〜〜!!ぴぴ〜〜!!」

おっさんのお姿はもうすっかり遠くになってちっこくしか見えなくなっていたんどすが・・・風にのってひびくペンちゃんの
「ぴぴ〜〜〜!!」
の声に、振り返ってお手手を振っていたように見えた、とか・・・

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2009年03月20日

お店もお片づけして

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「ちっこい占いのお店」をパタパタ〜とたたみこんで場所とイスとテーブルをお借りしたコンビニの店員さんに無事に閉店したことをお伝えに行ったのどした。

コンビニのお方へのお礼がてらと〜「多額」の売り上げも計上したこともあって帰りにコンビニで一番お高いプリンを全部買い占めていくことにした。ふふ!

(ああ・・・今度はちょびっとヤンキー風のバイトさんまでボクのかわいさにみとれてしまってたりして・・・ふふ!)

コンビニのバイトのお方は
「またいつでもお店開きに来てね〜〜。」ってニコニコ言うとったけど・・・お母ちゃんとのお約束で1回だけ・・っていうとったし・・・なんとお返事してええかわからんかったから・・・
おヒナやからまだあんまりお話がでけへんフリしてとりあえず

「ぴぴ〜〜〜」とお返事したペンちゃんであった〜〜!
posted by MAROEVA MAROEV at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 占いのお店